ROUND 14

アラゴンアラゴンGP モーターランド・アラゴン 2017.09.22(金)-24(日)

第14戦 アラゴンGP

ランキングトップのミルが、ホームグランプリに挑む

シーズンも残り5戦となり、総合首位のホアン・ミル(Leopard Racing)が、2位以下に大きなリードを築いています。13戦を終えて246点。総合2位のロマーノ・フェナティ(Marinelli Rivacold Snipers)に61点差をつけており、今大会の結果次第では、ミルにタイトル獲得のマジックが点灯することになります。

雨となった前戦サンマリノGPは完走が15台。厳しいレースで表彰台に立ち、念願のタイトル獲得に大きく前進したミルは、ホームグランプリに向けて気合を入れています。すでに7勝を挙げており、タイトルの獲得を視野に、今季8勝目へ着実に走りきる作戦です。

前戦サンマリノGPで今季2勝目を挙げた、総合2位のフェナティは、残り5戦を攻めの走りに徹します。ミルとともに、来季のMoto2クラスへの昇格が決まっているだけに、熱い走りをみせる意気込みです。

総合3位のアーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)は、ホームグランプリで今季4勝目を狙います。前戦サンマリノGPでは転倒リタイア。その雪辱に挑みます。

今年はここまで6度の表彰台に立ち、総合4位につけるホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Moto3)も、ホームグランプリで念願の初優勝に挑みます。チームメートで総合5位のファビオ・ディ・ジャンアントニオは、前戦サンマリノGPで7戦ぶり4度目の表彰台を獲得。上り調子でアラゴンGPを迎えます。

以下、総合7位にジョン・マクフィー(British Talent Team)、総合9位にエネア・バスティアニーニ(Estrella Galicia 0,0)と、トップ10に7名のHonda勢が名を連ねています。今大会は、今季11度目の表彰台の独占と、今季13勝目が期待されます。

総合15位の鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)、総合21位の佐々木歩夢(SIC Racing Team)、総合26位の鳥羽海渡(Honda Team Asia)は、雨となった前戦サンマリノGPで、そろってリタイア。今大会は3選手ともに今季ベストを狙います。

コメント

ホアン・ミル(Moto3 総合1位)
「遠征前のヨーロッパ最後のレースなので、一生懸命がんばります。そしてポイント差を維持して、日本をはじめとする遠征3連戦に向かいたいと思います。昨年はアラゴンで激しいバトルがありました。トップ7人のライダーが2秒以内にいました。今年の日曜日も長いメインストレートでスリップストリームの使い合いとなり、昨年同様、厳しいレースになると思います」

ロマーノ・フェナティ(Moto3 総合2位)
「ホームグランプリですばらしい勝利を挙げられたので、モチベーションはかなり上がっています。アラゴンはとても好きなサーキットですし、常にいい結果を残してきました。14年には優勝し、15年には3位でフィニッシュしています。今大会も、いつものように集中力を維持し、レースを楽しみたいです」

アーロン・カネット(Moto3 総合3位)
「モーターランド・アラゴンは、子どものころから知っているサーキットです。スペイン選手権で走りました。ラインもよく知っています。昨年の大会では初めて表彰台争いに加わり、最後までトップグループで戦いました。今回は今季4度目の勝利に向けてがんばります。スペインのサーキットではファンからの多くのサポートがあり、大家族の一員になった気がします。これはすべてプラスになります。モーターランドのレイアウトは、アップダウンやブラインドコーナー、そのほかさまざまなコーナーがあって大好きです。退屈しないサーキットで、ここでのレースはいつも楽しみにしています」

鈴木竜生(Moto3 15位)
「チームのホームグランプリとなった前戦サンマリノGPは、雨の中でいい追い上げができたのですが、転倒リタイアに終わりました。ここ数戦、安定感のある走りができていないので、今大会は、ウイークを通じて安定して上位を走れるように集中していきたいです。日本GPに気持ちよく向かうためにも、結果を残したいです」

佐々木歩夢(Moto3 総合21位)
「前戦サンマリノGPの転倒で頭を打ち、数日、調子が悪かったのですが、今はすっかり回復し、アラゴンGPが待ちきれない状態です。だんだん、トップに近づいていることを実感しています。今回のアラゴンGPは、シーズン途中でテストをしているコースなので自信があります。これが終われば日本GPなので、自己ベストリザルトで終われるようにしたいです。練習走行でもしっかり集中し、予選では、サンマリノGPのようにシングルフィニッシュできるよう、がんばっていきたいです」

鳥羽海渡(Moto3 総合26位)
「アラゴンはルーキーズカップで優勝しているサーキットです。CEVでもいい走りができた場所なので、楽しみにしています。日本GP前のレースなので、トップグループについていき、日本GPでいいレースができるよう勢いをつけたいです」

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