ROUND 13

サンマリノサンマリノGP ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ 2017.09.08(金)-10(日)

ランキングで上位を席巻するHonda勢。今季10回目の表彰台独占なるか

ランキングで上位を席巻するHonda勢。今季10回目の表彰台独占なるか

Moto3クラスは、今季7勝を挙げているホアン・ミル(Leopard Racing)が、226点を獲得。2位のアーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)に64点差と大きなリードを築いています。残り6戦、ミルはチャンピオン獲得に向けて着実に戦いを進めていくことになります。ミサノでは昨年表彰台を獲得。今年は大会初制覇に挑みます。

前戦イギリスGPで今季3勝目を挙げたカネットは、今季4勝目に挑みます。チャンピオンシップでは追う側の立場。プレッシャーのない全力走行が注目されます。そして総合3位にはホームグランプリに気合のロマーノ・フェナティ(Marinelli Rivacold Snipers)で、3戦ぶり7回目の表彰台と今季2勝目に挑みます。過去2戦は大集団のトップグループの中で最後にポジションを落とす悔しい戦いが続いています。今大会はその悔しさをぶつける意気込みです。

総合4位にはチームのホームグランプリを迎えるホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Moto3)で、ケガから復帰して2戦連続で表彰台獲得という大活躍。体調もかなり回復し、今大会は今季7回目の表彰台と初優勝に挑みます。12戦を終えて6回のポールポジション獲得はクラスナンバー1の速さ。今大会の走りに注目です。チームメートで総合5位のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Moto3)も今季4回目の表彰台と初優勝に気合を入れています。

総合6位にはジョン・マクフィー(British Talent Team)。総合9位には前戦イギリスGPで今季初表彰台獲得の2位になったエネア・バスティアニーニ(Estrella Galicia 0,0)で、15年にキャリア初優勝、昨年は2位になっているだけに、今大会の台風の目になることは間違いありません。

総合14位の鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)は、チームのホームグランプリ。今季3回経験している8位を上回るベストリザルトに闘志を燃やしています。総合21位の佐々木歩夢(SIC Racing Team)は、今季6回目のポイント獲得とイタリアGPの8位をしのぐベストリザルトを目標に戦います。前戦イギリスGPで体調不良のためにレース途中にリタイアとなった総合24位の鳥羽海渡(Honda Team Asia)は、調子のいい走りが戻っているだけに、その雪辱に挑みます。

コメント

ホアン・ミル(Moto3 総合1位)
「昨年はミサノでMoto3での2度目の表彰台を獲得したので、今回もいい結果を出せると思います。ほかのライダーを超えるタイムを出すために一生懸命がんばらなければならないタイトなサーキットですが、僕たちはこれまでの戦いで、すでに強さをみせてきました。ただ、レースは接戦になるので、予想がつきません。コンマ数秒の差でポジションをいくつも落とす可能性があります。いつものようにレース全体を通してマシンがうまく機能するように一生懸命がんばり、そして戦略を立てていきたいです」

アーロン・カネット(Moto3 総合2位)
「昨年のミサノでは表彰台争いに加わることができました。プラクティスセッションではとても安定していました。今年は、シルバーストーンで優勝したあとなので、サンマリノGPに対するモチベーションはとても上がっています。いい感触と、今シーズンの経験もそれを後押ししています。ミサノのレイアウトは最も難しいレイアウトの一つとなっています。高速コーナーがあってとても好きです。またファンは印象的でサーキットの雰囲気もよく、力になります」

ロマーノ・フェナティ(Moto3 総合3位)
「ミサノはイタリア人ライダーにとって重要なサーキットです。このサーキットはレイアウトが美しく、雰囲気は最高です。ホームレースはすばらしいのですが、常にプレッシャーもあります。いつもより一生懸命取り組んでチームやサポーターのためにもいい結果を残したいです」

鈴木竜生(Moto3 総合14位)
「前戦イギリスGPは、やっとシーズン前半戦の走りが戻ってきました。結果は11位でしたが、自分としては大きく前進できた大会だと感じています。今大会は、SIC58 Squadra Corseにとってホームグランプリになります。チームにとっても初めて挑むサンマリノGPとなるので気合が入ってます。サンマリノGPの行われるミサノは、祥也さんのいる場所であり、マルコ・シモンチェリさんがサーキットの名前になっているし、みっともない走りができません。金曜日から攻めていきます」

佐々木歩夢(Moto3 総合21位)
「前戦イギリスGPは、全体的によかった印象はありますが、決勝はグリッドが悪かったこともあり苦戦しました。ポイント圏内でフィニッシュしたのですが、その後、コースをはみ出しているというペナルティーでポジションが降格になりました。そういうレースでしたが、自分としては前進できたと思うし、今週のサンマリノGPでさらに前進したいです。ミサノはルーキーズカップで経験があり、知っているコースです。金曜日からセットアップに集中し、土曜日のFP3と予選で決勝の準備をしたいです」

鳥羽海渡(Moto3 総合24位)
「イギリスGPのウォームアップで他車の転倒に巻き込まれ、リタイアの原因になっためまいや吐き気などは、その後に回復し、今は万全です。今週のサンマリノGPに向けてトレーニングもしっかり行ってきました。サンマリノGPの行われるミサノは、6月に事前テストしていますし、データもあるので自信はあります。トップグループで走ることを目標に、トップ10フィニッシュを目指したいです」

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