ROUND 11

オーストリアオーストリアGP レッドブル・リンク 2017.08.11(金)-13(日)

第11戦 オーストリアGP

Honda勢がシーズン9度目の表彰台独占を狙う

Moto3クラスは、前戦チェコGPで今季6勝目を挙げたホアン・ミル(Leopard Racing)が、総合2位のロマーノ・フェナティ(Marinelli Rivacold Snipers)との優勝争いを制し、その差を42点へと広げました。この数戦、安定した走りを見せる両選手。今大会も2人の戦いに注目です。

総合3位のアーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)も、この数戦、優勝争いに加わっているだけに今大会も優勝候補の一角にいます。前戦チェコGPでは予選で失敗し、17番グリッドでしたが、猛列な追い上げで3位でフィニッシュしました。

総合4位にはジョン・マクフィー(British Talent Team)、総合5位には、ドイツ、チェコGPを欠場中のホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Racing Moto3)。マルティンは今大会も復帰を見送り、第12戦イギリスGPからの完全復帰を目指します。10戦を終えてHonda勢が上位5位までを独占。10戦を終えて8戦で表彰台独占という強い戦いを続けています。

総合7位にはファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Racing Moto3)、総合10位にはエネア・バスティアニーニ(Estrella Galicia 0,0)。そして前戦チェコGPで自己ベストタイの8位でフィニッシュの鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)は総合12位。今大会はベストリザルトを目指します。総合20位の佐々木歩夢(SIC Racing Team)は、前戦チェコGPでベストグリッドとなる11番手を獲得。今大会は、予選でさらに上位を目指し、決勝では今季ベストリザルトとなったイタリアGPの8位以上を目指します。前戦チェコGPで予選23番手、決勝29位と低迷の鳥羽海渡(Honda Team Asia)も、今大会は今季2回目のポイント獲得に挑みます。

コメント

ホアン・ミル(Moto3 総合1位)
「チャンピオンシップでいいリードを築いてオーストリアGPを迎えることができました。しかし、まだ8レースも残っています。何が起こるかわからないし、ここまで6勝を挙げたときのようにレースに集中したいです。昨年の大会ではポール・トゥ・ウインを達成しているし、今年もいいレースをする自信があります。Hondaにとってもいいサーキットですが、ここはKTMのホームサーキットです。Moto3は常に接戦になるので予測できませんが、全力で挑みます」

ロマーノ・フェナティ(Moto3 総合2位)
「ブルノではすばらしいレースで2位になりました。これで4戦連続で2位になり、高いモチベーションをキープしてオーストリアGPを迎えることができます。レッドブル・リンクは、自分にとっては初めてのサーキットを走ると言ってもいいコースですが、最高のリザルトを得るためにベストを尽くします」

アーロン・カネット(Moto3 総合3位)
「前戦チェコGPで表彰台に立つことができたので、オーストリアGPは、とてもモチベーションが高いです。昨年の大会では、レッドブル・リンクのようなサーキットに自分のライディングスタイルや、バイクのセットアップがあっていませんでした。今年はいろいろな部分で改良されているし、いい走りができると思います。今大会もトップグループでレースを戦い、可能な限りポイントを獲得したいです」

鈴木竜生(Moto3 総合14位)
「チェコGPからの連戦となりますが、今週もチェコGP同様、予選に重点を置き、3列目以内から決勝に挑めるようにしたいです。チェコGPでは自己ベストタイの8位でしたが、今回はそれ以上、そして目標とする5位以内を目指しがんばります」

佐々木歩夢(Moto3 総合20位)
「先週のチェコGPは、ドライコンディションではとてもいい走りができました。しかし、決勝はウエットになり、思っていたような走りができず、悔しい思いをしました。それでも自信を得ることができるレースでした。今週は、ドライでもウエットでもベストリザルトを残せるように攻めの走りをしたいです。レッドブル・リンクは知っているコースなのでFP1からしっかりセットアップしていきたいです」

鳥羽海渡(Moto3 総合23位)
「チェコGPは、ウエットもドライも自分の走りができませんでした。今週は自分の走りを取り戻し、焦らず、確実にポジションを上げていけるようにがんばりたいです」

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