ROUND 08

オランダオランダGP TTサーキット・アッセン 2017.06.23(金)-25(日)

第8戦 オランダGP

ランキング上位を独占するHonda勢が、オランダでも輝きをみせるか

Moto3クラスは、7戦を終えて4勝を上げているホアン・ミル(Leopard Racing)がポイントランキングで133点を獲得。2位のロマーノ・フェナティ(Marinelli Rivacold Snipers)に45点差という大きなリードを築いています。予選でポールポジション(PP)を積極的には狙わないミルは、2列目や3列目から決勝に挑むことが多いですが、それが決勝での強さにつながっています。来季のMoto2クラスへのスイッチが決まっているだけに、タイトル獲得が大きな目標になっています。

以下、総合2位で88点を獲得しているフェナティからは大接戦となっています。総合3位のアーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)は85点、総合4位のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Racing Moto3)が80点とHonda勢が僅差で続き、上位を独占しています。

総合6位には、今季4度のPPを獲得、4度の表彰台で76点を獲得しているホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Racing Moto3)、総合7位はジョン・マクフィー(British Talent Team)で67点、エネア・バスティアニーニ(Estrella Galicia 0,0)が49点で10位につけています。7戦を終えて、トップ10に7人のHonda勢が名を連ねています。その層の厚さが今季6度の表彰台独占につながり、今大会は今季7度目の表彰台独占が期待されます。

総合18位の鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)は、前戦カタルニアGPから2戦連続今季4度目のポイント獲得と、第2戦アルゼンチンGPの8位を上回るベストリザルトに挑みます。総合19位の佐々木歩夢(SIC Racing Team)は、第6戦イタリアGPの8位以上のリザルトに挑みます。鳥羽海渡(Honda Team Asia)は、今季2度目のポイント獲得とシングルフィニッシュを目指します。

コメント

ホアン・ミル(Moto3 総合1位)
「前戦カタルニアGPは優勝できたし、とてもエキサイティングなレースでした。今週のアッセンでも、チャンピオンシップのために全力を尽くします。今大会もこれまでと同じように、金曜日からレースに取り組みます。アッセンは再び大接戦になると思います。それに勝つためには、これまで通りしっかりレースを組み立てて、決勝では完ぺきなアタックをしなければなりません」

ロマーノ・フェナティ(Moto3 総合2位)
「前戦カタルニアGPで2位になりました。これまでカタルニアでは表彰台に立ったことがなかったので、自分にとっては、とても大きな出来事になりました。今週のアッセンも、今まで表彰台に立ったことがないサーキットなので、カタルニアのようになればうれしいです。アッセンでは昨年の4位がベストリザルトですが、今年はHonda NSF250RWのパフォーマンスをしっかり活かしたいです。今年は接戦が続いています。レースをしっかり組み立てて戦わなければなりません」

アーロン・カネット(Moto3 総合3位)
「昨年は初めて経験するサーキットでしたが、とても気持ちよく走れました。しかし、予選、決勝と不安定な天候となり、フリー走行の走りを再現できませんでした。今年はその経験を活かしたいです。アッセンは、今年好結果となったル・マンや前戦カタルニアGPと同じで、自分のライディングスタイルに合っていると思います。コースの特徴としては、流れるような走りになることで、繊細なブレーキングとスムーズな立ち上がりが求められます。ここは一つのコーナーのミスが、先々のコーナーでのロスにつながります。昨年の雪辱に挑みたいです」

鈴木竜生(Moto3 総合18位)
「前戦カタルニアGPは10位になり、5戦ぶりにポイントを獲得できました。悪い流れをやっと断ち切れました。ただ、カタルニアは予選グリッドはよかったのですが、序盤の位置取りが悪く、前半にタイヤを使いきり、後半はトップグループについていくのがやっとでした。今回は前回の反省から、いけると思うときには迷わず前に出ることを目標に挑もうと思います」

佐々木歩夢(Moto3 総合19位)
「今の課題は予選グリッドが悪いことで、前回のカタルニアGPも予選で思ったほど前に出られず、トップグループに加われませんでした。フリー走行、予選としっかり組み立てて、予選でトップ10に入れれば、違うレースができると思っています。アッセンは経験しているサーキットなので、まずは、予選グリッドを上げるという目標を達成したいです」

鳥羽海渡(Moto3 総合22位)
「前戦カタルニアGPは、今年ベストの14番グリッドから決勝に臨めました。しかし、ブレーキレバーの握りが深くなるという問題を抱え、それからはペースを上げられず、23位という悔しい結果に終わりました。今回はブレーキの問題も解消できているので、しっかり結果を残したいです。今回もFP1からうまく組み立てられるようにして予選グリッドを上げて、決勝では10位以内を目標にがんばります」

ニュース