ROUND 06

イタリアイタリアGP ムジェロ・サーキット 2017.06.02(金)-04(日)

第6戦 イタリアGP

大接戦が予想されるムジェロを制するのはどのライダーか

Moto3クラスは、Honda勢が好調で開幕から5戦連続でポールポジション(PP)を獲得、5戦連続で表彰台を独占しました。総合ランキングでも、ホアン・ミル(Leopard Racing)、ロマーノ・フェナティ(Marinelli Rivacold Snipers)、アーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)、ホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Racing Moto3)、ジョン・マクフィー(British Talent Team)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Racing Moto3)の順で上位6位までを独占。総合10位にエネア・バスティアニーニ(Estrella Galicia 0,0)とトップ10にHonda勢7人が名前を連ねています。

今大会は、ホームグランプリを迎えるフェナティ、ジャンアントニオ、バスティアニーニはもちろんのこと、チームのホームグランプリを迎えるマルティンなどチーム、選手ともに気合満点。さらに、総合首位のミル、総合3位につけるカネットなども必勝態勢で挑むだけに、Honda勢の6戦連続での表彰台独占が期待されます。

その中でも今季3勝と圧倒的な強さをみせるミルが、イタリアGP初制覇に意気込んでいます。ミルの独走にストップを掛けようと総合2位のフェナティが今季2勝目に挑みます。昨年の予選では、PPから1秒差以内に12台という接戦でしたが、今年はそれ以上の大接戦が予想されます。そして決勝は、スリップストリームの使い合いで大集団になるムジェロですが、今季一番の厳しい戦いになることは間違いなく、Honda勢の走りに注目されます。

チームのホームグランプリを迎える総合18位の鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)は、不運のレースが続き、3戦連続でリタイアとなっているだけに、今大会は第2戦アルゼンチンGPの8位をしのぐベストリザルトに気合を入れています。総合20位の鳥羽海渡(Honda Team Asia)、総合23位の佐々木歩夢(SIC Racing Team)は、共に初めて経験するサーキット。フリー走行、予選とコース攻略に全力を尽くし、決勝ではポイント獲得を目指します。

コメント

ホアン・ミル(Moto3 総合1位)
「ムジェロで表彰台に立てれば最高だと思います。今大会も優勝を目指します。ここまで、5レースを戦い3勝しました。しかし、シーズンは長く、毎戦結果を残さなければならないので、安心はできません。ムジェロは、常に大きなグループになり厳しい戦いが繰り広げられます。今年も厳しい戦いが待ち受けているでしょう。昨年もトップグループにいましたが、優勝したライダーから1.5秒差の7位でした。厳しい戦いになりますが、楽しみにしています」

ロマーノ・フェナティ(Moto3 総合2位)
「ムジェロは、魔法に包まれたイベントで、最初はすべてがゆっくりと始まります。そして、ムジェロの丘はレースを楽しむ観客で埋まります。ムジェロは最高のサーキットです。そこでどういう結果を残せるのかは分かりませんがベストを尽くします」

アーロン・カネット(Moto3 総合3位)
「ムジェロはアップダウンに富んだ独特なサーキットで、予選も決勝も大集団になり、常に混沌としています。そういう状況の中で、単独で走り、いいペースを見つけなければなりません。昨年は表彰台争いに加わりましたが、最終ラップに転倒しました。今年はこの高速サーキットでしっかり結果を残したいです」

鈴木竜生(Moto3 総合18位)
「ル・マンのテストではいいフィーリングで終えることができました。その成果を活かしたいです。この3戦、不運のリタイアが続きましたが、今大会は、この3戦の不振を払拭できるようにチーム一丸となって戦います。今大会はチームのホームグランプリなので、今季ベストリザルトを目標に戦いたいです」

鳥羽海渡(Moto3 総合20位)
「ムジェロは初めて経験するサーキットです。難しそうなサーキットですが、早く攻略できるようにがんばります。大きなトップグループになると思うので、トップグループで走行し、トップ10フィニッシュできるようにがんばります。先週はミサノでテストを行いました。たくさん周回できたし、充実したテストでした。その流れを今週はキープしたいです」

佐々木歩夢(Moto3 総合23位)
「この数戦、速く走るためにはなにを変えなければいけないのかを考えて走っています。今週は初めて経験するサーキットですが、今大会もこの課題に一生懸命取り組んでいきたいです。ムジェロは大きいサーキットですが、好きそうなコースなので楽しみです。ここ4戦は苦しみましたが、トップを目指してがんばります」

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