ROUND 05

フランスフランスGP ブガッティ・サーキット 2017.05.19(金)-21(日)

第5戦 フランスGP

Honda勢が開幕から5戦連続の表彰台独占を狙う

Moto3クラスは、好調な走りをみせるHonda勢が、開幕から4戦連続で表彰台を独占してきました。過去2戦は、予選でもフロントローを独占と、NSF250RWのパフォーマンスを遺憾なく発揮してきました。フランスGPの舞台となるル・マンは、加速とブレーキングが勝負どころのサーキット。NSF250RWが最も得意とするレイアウトだけに、フロントローと表彰台の連続での独占が期待されます。

総合首位のホアン・ミル(Leopard Racing)は、大接戦が続くMoto3クラスで安定したリザルトを残してきました。開幕2連勝を達成したあと、第3戦アメリカズGPでは大混戦の中で8位でしたが、第4戦スペインGPでは3位表彰台を獲得しました。今季、最も成長著しい19歳の、これからの走りに注目です。

第3戦アメリカズGPで今季初優勝を果たしたロマーノ・フェナティ(Marinelli Rivacold Snipers)が、第4戦スペインGPで2位になり、総合2位に浮上しました。予選では、4戦を終えて3度のフロントローを獲得。決勝でも、レースをこなすごとにNSF250RWのパフォーマンスをしっかり引き出すことに成功しています。昨年の大会で2位表彰台に立っているフェナティが、今季2勝目を狙っています。

開幕から3戦連続で表彰台に立ってきたホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Moto3)が、ホームグランプリとなったスペインGPでは悔しい9位。連続での表彰台にストップがかかりました。今大会はその雪辱に挑みます。

以下、ジョン・マクフィー(British Talent Team)が総合4位、前戦スペインGPで初優勝を達成したアーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)が総合5位に浮上。ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Moto3)が総合6位と、Honda勢が上位6位までを独占しています。エネア・バスティアニーニ(Estrella Galicia 0,0)が総合11位、リビオ・ロイ(Leopard Racing)が13位となっています。

以下、日本人選手は、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が総合16位、鳥羽海渡(Honda Team Asia)が総合20位、佐々木歩夢(SIC Racing Team)が21位と僅差で続いています。

コメント

ロマーノ・フェナティ(Moto3 総合2位)
「すばらしい結果が続いているので、モチベーションは上がっています。しかし、へレスの最終コーナーで負けたことがとても悔しく、今回はその悔しさを晴らしたいです。今回はFP1からうまく取り組みたいです。ル・マンはすばらしいサーキットで長い歴史があります。そのためいつも以上に気合が入ります」

鳥羽海渡(Moto3 20位)
「ル・マンは、昨年のCEV(CEVレプソルインターナショナル選手権)でいい結果を出しているので自信があります。第3戦アメリカズGPは転倒、第4戦スペインGPは17位。どちらも予選結果が悪いのが決勝に影響しました。今大会は予選でいいグリッドを獲得して、トップグループについていけるようにがんばります」

佐々木歩夢(Moto3 総合21位)
「ヘレスの順位は、自分が望んでいたものとは違いました。第2戦アルゼンチンGPや第3戦アメリカGPと違って、フィーリングはいい感じだったのですが、決勝で自分のミスやセッティングのミスもあり、15位でした。でもトップはそれほど遠くないと思えたレースだったので、シーズン前の自信を取り戻せました。今週のル・マンではチーム一丸となって、この4戦で学んだことを活かしたいです。毎周アタックしていきたいと思います」

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