ROUND 05

フランスフランスGP ブガッティ・サーキット 2017.05.19(金)-21(日)

第5戦 フランスGP

激戦必至のブガッティ・サーキット。ルティ、オリベイラらが首位のモルビデリを追う

Moto2クラスは、フランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が開幕3連勝を達成。チャンピオンシップを大きくリードしていましたが、前戦スペインGPで痛恨の転倒を喫し、ノーポイントに終わりました。そのため、2位以下とのポイント差は縮まりましたが、依然として総合首位をキープ。これからの戦いが注目されます。

モルビデリはこれまで、ル・マンでは表彰台の経験はありませんが、2015年は5位、16年は表彰台にあと一歩の4位となっています。昨年はル・マンでの好走が中盤以降のブレイクにつながりました。今大会はフランスGPで初の表彰台と今季4勝目が期待されます。

ル・マンはシーズンを通して、接戦となるサーキットの一つ。おととしの予選はポールポジション(PP)から1秒差に17台、昨年は18台がひしめく激戦となっています。総合2位につけるトーマス・ルティ(CarXpert Interwetten)は、125cc時代には、2005年と06年に優勝。Moto2クラスでも、12年と15年に優勝しています。昨年はPPスタートから3位表彰台。前戦スペインGPでは8位と苦戦しましたが、今大会は今季4度目の表彰台とシーズン初優勝を狙います。

総合3位にはMoto2クラス2年目のミゲル・オリベイラ(Red Bull KTM Ajo)。前戦スペインGPでは、追い上げのレースで今季2度目の表彰台を獲得しました。

さらに、前戦スペインGPでMoto2クラスでの初優勝を達成した総合4位のアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が2連勝に向けて闘志を燃やしています。前戦スペインGPで初の表彰台を獲得したフランセスコ・バグナイア(SKY Racing Team VR46)にも注目です。

また、4戦を終えて2度の表彰台に立ち、総合6位の中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)もル・マンを得意とするだけに、今大会の活躍が期待されます。ル・マンでは、13年にMoto2クラスで初のPPを獲得していますが、これまで表彰台はなし。今季3度目の表彰台と今季初優勝に挑みます。

前戦スペインGPで今季初めてポイントを獲得した総合25位の長島哲太(Teluru SAG Team)は、2戦連続のポイント獲得に挑みます。

コメント

フランコ・モルビデリ(Moto2 総合1位)
「ル・マンは好きなサーキットです。ワールドチャンピオンシップのキャリアの中では、かなり速く走れてきたサーキットです。新しい舗装が楽しみです。今大会もいつもと同じ気持ちで挑みます。一生懸命に取り組み、いいプラクティスをこなし、いいレースにしたいです。アラゴンで行ったテストが役に立つことを願っています。アラゴンではいい仕事ができました。マシンも改善できたのでうれしいです」

トーマス・ルティ(Moto2 総合2位)
「125cc時代にル・マンで優勝してから“トム、なぜこのサーキットが好きなの?”とずっと聞かれてきましたが、僕の答えはいつも同じでした。あまり好きではありませんが、なぜかいい結果を残すことができたと。グランプリでの初優勝と、初めて2度目の優勝を果たせた場所です。僕のライディングスタイルは高速サーキットの方が合うので、ル・マンでなぜいい結果を残せるのか不思議です。ル・マンにはなにか特別なものがあるんだと思います。今年は新しいアスファルトに挑戦します。楽しみです。へレスでは多くの問題に苦しみ、8位となりました。いい週末ではありませんでしたが、モルビデリに対してポイントをいくつか取り戻しました。とにかくしっかり集中して、バレンシアまでの長い道のりをがんばりたいです」

ミゲル・オリベイラ(Moto2 総合3位)
「へレスで今年2度目の表彰台を獲得しました。そのあとの大会なので、すごく楽しみです。新しいマシンでここまで2度の表彰台を獲得というのは、すばらしい結果です。このプロジェクトに関わっているすべての人に感謝したいです。マシンはうまく機能していて、よくなっていくばかりです。ル・マンはこれまで、僕にとってあまりいいサーキットではありません。そのためいい結果を出すためには、いつも以上にがんばる必要があります。天候がとても変わりやすいので難しいサーキットです。でもこれは、ほかのみんなにとっても同じことです」

中上貴晶(Moto2 総合6位)
「前回のヘレスでいいフィーリングを得られたので、そのフィーリングをさらによくできるよう進めていきたいです。ル・マンは3年前に走っていますが、GPサーキットの中では少し苦手なサーキットです。しかし、今年は違う走りができると思うし、しっかりポイントを獲得できるようにがんばります」

長島哲太(Moto2 総合25位)
「前回のヘレスでいいフィーリングを得られたので、そのフィーリングをさらによくできるよう進めていきたいです。ル・マンは3年前に走っていますが、GPサーキットの中では少し苦手なサーキットです。しかし、今年は違う走りができると思うし、しっかりポイントを獲得できるようにがんばります」

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