ROUND 03

アメリカアメリカズGP サーキット・オブ・ジ・アメリカズ 2017.04.21(金)-23(日)

第3戦 アメリカGP

連続で表彰台を独占しているHonda NSF250RW。今大会もHonda勢による優勝争いに期待

大接戦が続くMoto3クラスは、今大会も厳しい優勝争いが予想されますが、序盤の2戦は、Honda NSF250RWが上位を独占しました。その中で、Moto3クラスで2年目のシーズンを迎える19歳のホアン・ミル(Leopard Racing)が開幕から2連勝を達成し、大きな注目を集めています。予選では決勝を想定した走りに徹し、開幕戦カタールGPでは6番手、第2戦アルゼンチンGPでは16番手でしたが、決勝では好スタートを切ってトップグループに加わり、大接戦を制しました。今大会も、優勝候補の筆頭です。

総合2位のジョン・マクフィー(British Talent Team)は、開幕から2戦連続で2位に。前戦アルゼンチンGPの予選は、トップから1秒差以内に19台という厳しい戦いでしたが、その戦いを制して今季初となるPPを獲得し、調子を上げています。今大会は、今季初となる優勝に挑みます。総合3位のホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Racing Moto3)も、今季からHonda NSF250RWに乗り換えて、調子を上げています。開幕戦カタールGPでは初のPPを獲得、決勝では3位に。予選3番手となった第2戦アルゼンチンGPでも、レースでは3位となった、今季注目の19歳です。

開幕戦カタールGP、第2戦アルゼンチンGPと2戦連続で表彰台を独占しているHonda NSF250RW。2戦連続で表彰台を独占しているミル、マクフィー、そしてマルティンの今大会での走りに注目が集まります。

日本人勢は、Moto3クラスで3年目のシーズンを迎える鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が総合10位。開幕戦カタールGPで15位、第2戦アルゼンチンGPでは、予選9番手、決勝8位と、ともに自己ベストを更新しました。今大会はさらなる自己ベストの更新を目指します。

ルーキーイヤーの鳥羽海渡(Honda Team Asia)は、17歳になったばかりで、前戦アルゼンチンGPを10位でフィニッシュし、大きな自信をつけました。同じくルーキーで16歳の佐々木歩夢(SIC Racing Team)は、開幕戦カタールGPで11位、第2戦アルゼンチンGPでは20位と、ポイントの獲得は果たせていませんが、今大会は自己ベスト更新を目指します。

コメント

ホアン・ミル(Moto3 総合1位)
「アルゼンチンでのレースは最高でした。16番手からのスタートでしたが、優勝できました。予選は最悪でしたが、レースではフリー走行のときと同じリズムで走ろうとしました。この調子で引き続きがんばりたいです。オースティンは、これまであまり好きではありませんでしたが、今年はとても楽しみにしています。オースティンへ行くのが楽しみです」

ジョン・マクフィー(Moto3 総合2位)
「いいかたちでシーズンのスタートを切れたので、COTAがとても楽しみです。アルゼンチンからそのままアメリカへ向かい、友人たちと数日リラックスして過ごすことができました。それから、コーリン・エドワーズ(元GPライダー)のブートキャンプを訪れました。そのため、週末へ向けて完全に充電ができました。今回も優勝争いができることを楽しみにしています」

ホルヘ・マルティン(Moto3 総合3位)
「オースティンはすばらしいサーキットです。今回もすばらしいレースにしたいです。目標は優勝。そのためには、ブレーキングをもっと改善する必要があります。アルゼンチンでは、この部分でとても苦戦しました。優勝するには、そこがポイントになると思います」

鈴木竜生(Moto3 総合10位)
「アルゼンチンGPでは、予選9番手という自己ベストから決勝に挑めたことで、初めてトップグループでレースができました。改めて予選グリッドの重要性を感じたし、今大会も予選に照準を合わせて、フリープラクティスを進めていきます。オースティンはコースが長いので、一周をきっちりまとめるのが難しいですが、落ち着いて挑みたいです」

鳥羽海渡(Moto3 総合16位)
「COTAを走るのは初めてですが、初めて体験したアルゼンチンでの経験を、今回も活かしたいです。アルゼンチンでは、フリー、予選、そして決勝とうまくまとめられたと思います。今大会はトップ6でのフィニッシュを目標にがんばります。コースはかなり難しそうなので、早く攻略できるようにがんばります」

佐々木歩夢(Moto3 総合17位)
「開幕戦カタールGPは、トップグループでいい経験ができました。しかし、アルゼンチンGPでは、フリー、予選と思うような走りができず、決勝でもなかなかうまくいきませんでした。しかし、マシンも自分も調子は悪くないので、初日のフリー走行からトップを目指して攻めていきたいです。楽しみです」

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