ROUND 02

アルゼンチンアルゼンチンGP アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド 2017.04.07(金)-09(日)

Moto2クラスは今大会も大混戦の模様

Moto2クラスは、今大会も厳しい戦いが予想されます。開幕戦カタールGPでは、ウインターテストで好調だったフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、大接戦が予想される中で独走優勝を果たしました。カタールGPにおいて、モルビデリは初のポールポジションを獲得し、決勝では初優勝と、大きな自信を得ました。今大会は開幕2連勝を目指します。

開幕戦カタールGPを2位でフィニッシュしたトーマス・ルティ(CarXpert Interwetten)が、開幕から2戦連続となる表彰台を狙います。これまでアルゼンチンGPでは、2015年の6位が最上位。念願のタイトルを獲得するためにも、今年はアルゼンチンGPで初表彰台と初優勝を目指します。2005年の125ccチャンピオンのルティは、07年から250ccクラスに参戦。10年にMoto2クラスとなり、今年は都合11年目のシーズン。昨年は総合2位と、チャンピオンにあと一歩まで迫っただけに、苦手とするサーキットの克服に挑みます。

Moto2クラスでの6年目を迎える中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は、開幕戦カタールGPで3位表彰台に立ち、好調なスタートを切りました。昨年の大会では、予選4番手と好走するも、決勝は不安定な天候に苦しんで9位でした。過去3年、予選まではいい走りを見せるも結果にはなかなかつながっていません。今年はアルゼンチンGPでの初表彰台と初優勝を目指します。

Moto2クラスへ3年ぶりにレギュラー参戦の長島哲太(Teluru SAG Team)は、3年ぶりのアルゼンチンGPを楽しみにしています。3年ぶりとなった開幕戦カタールGPでは、セッションごとにタイムを縮めました。マシンのセットアップが進んだ今大会は、シーズン初のポイント獲得を目指します。

昨年の大会で表彰台に立った3選手すべてがMotoGPクラスにスイッチしているMoto2クラス。今年も予想のつかない激戦、大接戦となりそうです。

コメント

フランコ・モルビデリ(Moto2 1位)
「カタールGPで初優勝を達成しました。そのおかげで、アルゼンチンGPも大きな自信を持って迎えられます。チームのムードは上々で、マシンの状態はとてもいいです。今大会も優勝を目指します。開幕が待ちきれません。アルゼンチンGPでは、優勝を目指すだけでなく、さらに強いレースができるように全力を尽くします」

トーマス・ルティ(Moto2 2位)
「アルゼンチンGPでは、マシンのセットアップに集中し、引き続きいいレースができるようにがんばります。タイトルを狙うためには、すべてのサーキットで強いレースをしなければなりません。テルマス・デ・リオ・オンドはいいサーキットです。今週のレースがとても楽しみです。カタールGPは難しい天候になりました。今大会も天候とコンディションを確認しながら、セットアップを進めます」

中上貴晶(Moto2 3位)
「テルマス・デ・リオ・オンドはカタールGPが行われたロサイルとはレイアウトが全く異なります。おそらく、初日はグリップがよくないと思うし、セットアップもまだ完全ではないので、しっかり勝てるマシンに仕上げていきたいです。開幕戦は表彰台を獲得して幸先のいいスタートでしたが、その反面、課題が残る内容でした。アルゼンチンGPではウイークを通して前進し、優勝したいです。目標は、間違いなく、打倒モルビデリです」

長島哲太(Moto2 ノーポイント)
「テルマス・デ・リオ・オンドは3年ぶりのサーキットとなります。カタールGPもそうでしたが、3年前とは、マシンの状態も自分自身も大きく違っています。カタール同様、今回もセッションごとに着実に前進し、予選でいいグリッドを得て、今回こそポイント圏内でフィニッシュしたいです。とても楽しみです」