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November 7 2015, QUALIFIYING 2015 Japanese Championship SUPER FORMULA Round7
鈴鹿サーキット
2015年11月7日(土)・予選 会場:鈴鹿サーキット(5.807km) 天候:曇り
気温:20℃(13:30時点) 路面温度:22℃(13:30時点) コースコンディション:ドライ
11月7日(土)、三重県鈴鹿市稲生町にある鈴鹿サーキットにおいて、2015年 全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第7戦(最終戦)の公式予選が開催されました。
最終戦の決勝は2レース制で開催されます。レース1のスターティンググリッドはすべて予選Q1の結果に基づいて決められます。そしてレース2のスターティンググリッドは、通常の大会と同じようにトップ8は予選Q3の結果、9番グリッドから14番グリッドまでは予選Q2の結果、15番グリッド以降は予選Q1の結果に応じて決まります。
午前9時15分からフリー走行が1時間にわたって行われましたが、そのセッション中に#64 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)と#41 ナレイン・カーティケヤン選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)のマシンにトラブルが発生。その影響で公式予選までにエンジン交換を行った両選手には、レース1で10グリッドダウンのペナルティが科せられることになりました。
20分間で競われるQ1は午後1時30分にスタートしました。ほとんどのドライバーはセッション序盤に1度コースインしてからピットに戻り、マシンの状態をチェック。そして、セッションが残り10分を切った段階で本格的なタイムアタックを開始しました。ここでは#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)が1分38秒645を記録して6番手。また、#34 小暮卓史選手(DRAGO CORSE)が8番手、#41 カーティケヤン選手は9番手、#40 野尻智紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は10番手、#11 伊沢拓也選手(REAL RACING)が12番手となり、いずれもQ2進出を果たしました。一方、#65 ベルトラン・バゲット選手(NAKAJIMA RACING)は15番手、#10 塚越広大選手(REAL RACING)は16番手、#64 中嶋選手は18番手で予選を終えました。
Q2は午後2時から7分間にわたって行われました。ここでは#16 山本選手が3番手、#40 野尻選手が4番手となってQ3進出を決めた一方、#34 小暮選手は9番手、#11 伊沢選手は12番手、#41 カーティケヤン選手は14番手に終わりました。
午後2時17分から同じく7分間にわたって行われたQ3では、#16 山本選手が1分37秒963と唯一1分38秒を切るタイムをマークしてレース2のポールポジション(PP)を獲得。#40 野尻選手も1分38秒192までタイムを縮めて3番グリッドを手に入れました。
この結果、レース1の予選結果は#16 山本選手が6番手、#34 小暮選手が8番手、#41 カーティケヤン選手が9番手、#40 野尻選手が10番手、#11 伊沢選手が12番手、#65 バゲット選手が15番手、#10 塚越選手が16番手、#64 中嶋選手が18番手となりました。
一方、レース2の予選結果は#16 山本選手がPP、#40 野尻選手が3番手、#34 小暮選手が9番手、#11 伊沢選手が12番手、#41 カーティケヤン選手が14番手、#65 バゲット選手が15番手、#10 塚越選手が16番手、#64 中嶋選手が18番手となりました。
明日8日(日)の決勝は、レース1(20周)が午前10時10分、レース2(28周)が午後3時にそれぞれスタートが切られます。
佐伯昌浩 | 「HR-414E」 開発責任者
「レース2では山本選手と野尻選手がポールポジションと3番グリッドを勝ち取ってくれました。一方、レース1では上位グリッドが獲得できなかったことに加え、中嶋選手とカーティケヤン選手のエンジンにトラブルが発生したのは残念でした。今後、トラブルの原因を追求し、対策を実施する方針です。山本選手と野尻選手には、レース2でスタートを決めてもらい、優勝を果たしてほしいと思います。明日は雨になるとの予報で、エンジンのドライバビリティがキーポイントとなります。この点、Hondaは昨年から継続してドライバビリティの改善に取り組んできたので、全く心配していません。今シーズンはまだ勝利がないので、明日は初優勝目指して全力で戦います」
山本尚貴選手(レース1/6番手 レース2/ポールポジション TEAM 無限)
「自分でもポールポジションを獲れたことが不思議な感じです。今まで獲ったポールポジションは『今回は狙えるな』という手応えがありましたが、今回はポールポジションどころかトップ3に入れる手応えもありませんでした。今日はインターバルが短く、セットの変更なども大変だったと思いますが、チームのメカニックが一生懸命マシンを仕立ててくれました。予選のQ1では手応えがありませんでしたが、Q2になってからタイヤがグリップするようになってきました。マシンのセッティングを変更したことも影響があったと思いますが、それ以上に路面のコンディションがマシンに合ってきたように思います。Q3ではダウンフォースを削る作戦を採用しましたが、その賭けも当たり、グリップもとてもよかったです。一日の流れとしても非常によかったと思います。大事なのは明日なので、気を引きしめ直してがんばります」
野尻智紀選手(レース1/10番手 レース2/3番手 #40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「朝からグリップを得られずに苦労しましたが、徐々に路面コンディションがよくなってきて、フリー走行の最後のほうでは予選の見通しが立つようなレベルまでグリップするようになりました。Q1ではタイムが伸びませんでしたが、もう少しアジャストさせることができれば意外と踏める、という感触がありました。Q3では今シーズンの中で一番と言えるくらい一生懸命踏んで、現状のベストは出せたかと思います。ただ、上位2名に負けているのは事実で、負けている部分も分かっています。明日のレース1は中段からのスタートですが、一生懸命走ってポイント獲得を目指し、レース2では上位2名の前に行けるようにがんばります」
順位 | No. | ドライバー | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 16 | 山本尚貴 | Honda | 1'37.963 |
2 | 2 | A.ロッテラー | トヨタ | 1'38.023 |
3 | 40 | 野尻智紀 | Honda | 1'38.192 |
4 | 1 | 中嶋一貴 | トヨタ | 1'38.262 |
5 | 8 | 小林可夢偉 | トヨタ | 1'38.305 |
6 | 19 | J.P.デ・オリベイラ | トヨタ | 1'38.459 |
9 | 34 | 小暮卓史 | Honda | 1'38.681 |
12 | 11 | 伊沢拓也 | Honda | 1'38.827 |
14 | 41 | ナレイン・カーティケヤン | Honda | 1'39.120 |
15 | 65 | ベルトラン・バゲット | Honda | 1'39.150 |
16 | 10 | 塚越広大 | Honda | 1'39.229 |
18 | 64 | 中嶋大祐 | Honda | 1'39.569 |