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October 17 2015, QUALIFIYING 2015 Japanese Championship SUPER FORMULA Round6
スポーツランドSUGO
2015年10月17日(土)・予選 会場:スポーツランドSUGO(3.704km) 天候:晴れ
気温:20℃(13:45時点) 路面温度:30℃(13:45時点) コースコンディション:ドライ
10月17日(土)、宮城県のスポーツランドSUGOにおいて、2015年全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ第6戦の公式予選が開催されました。
本日は午前9時から1時間にわたってフリー走行を行ったあと、午後1時45分からノックダウン方式の公式予選が行われました。
午前中のフリー走行では、セッション序盤から#11 伊沢拓也選手(REAL RACING)が一時トップに立つなど好調ぶりを示します。さらにセッション終盤に行われた予選シミュレーションではHonda勢のドライバーが次々と好タイムをマーク。#34 小暮卓史選手(DRAGO CORSE)が1分5秒840でトップに立ったほか、#40 野尻智紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は3番手、#11 伊沢選手は4番手、#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)は8番手、#10 塚越広大選手(REAL RACING)は13番手、#41 ナレイン・カーティケヤン選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は15番手、#65 ベルトラン・バゲット選手(NAKAJIMA RACING)は17番手、#64 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は18番手となりました。
午後1時45分に始まったQ1では、途中2台のマシンがコースアウトしたため赤旗が2度提示される、やや荒れた展開となりました。コースアウトした2台のマシンのうち、1台は野尻選手が操る40号車でしたが、野尻選手はオフィシャルの手を借りることなく自力でピットまで戻ってきたため、ルールに従ってその後の予選セッションに出走することが認められました。
このQ1でHonda勢のトップに立ったのは1分5秒645をマークして2番手となった#34 小暮選手。首位のドライバーとはわずかに0.008秒差という接戦でした。#34 小暮選手に続いたのは8番手となった#16 山本選手で、さらに10番手の#40 野尻選手、12番手の#11 伊沢選手、13番手の#10 塚越選手、14番手の#64 中嶋選手の計6名がQ2進出を果たしました。
一方、#65 バゲット選手は15番手、#41 カーティケヤン選手は16番手で、いずれもこの段階で決勝レースのスターティンググリッドが確定しました。
7分間で行われるQ2は午後2時28分に始まりました。ここでも#34 小暮選手は好調で、トップと0.071秒差の1分5秒296で3番手となりました。そして#16 山本選手は5番手、#40 野尻選手は8番手でQ3進出を決めましたが、アタックを終えた遅いマシンに進路をふさがれて不本意なタイムにとどまった#11 伊沢選手は9番手、#64 中嶋選手は11番手、#10 塚越選手は12番手となり、Q3進出はなりませんでした。
午後2時45分に始まったQ3では#16 山本選手が4番手、#40 野尻選手が5番手に食い込みましたが、それまで好調だった#34 小暮選手はタイムが伸び悩んで8番手となりました。
この結果、明日の決勝レースには#16 山本選手は4番手、#40 野尻選手は5番手、#34 小暮選手は8番手、#11 伊沢選手は9番手、#64 中嶋選手は11番手、#10 塚越選手は12番手、#65 バゲット選手は15番手、#41 カーティケヤン選手は16番手の各グリッドからスタートすることが確定しました。
18日(日)は、午前9時5分より30分間のフリー走行を行ったあと、午後2時30分に決勝レース(68周)のスタートが切られます。
佐伯昌浩(Masahiro Saiki)|「HR-414E」 開発責任者
「今回はトップからコンマ5秒ほどの間にほとんどのドライバーが入る接戦になると予想していましたが、まさにそのとおりの展開となりました。そうしたなか、トップを目指して細かなチューニングの煮詰めなどを行ってきましたが、結果的にはあと一歩及びませんでした。エンジンパフォーマンスはライバル勢と互角のレベルにあると考えていただけに、残念な結果でした。なかでもSUGOを得意としている#34 小暮選手はプラクティスも好調で、ポールポジション争いをすると期待していたのですが、アタックするタイミングを外してしまったようです。明日の決勝レースでは、スタートをしっかりと決めてもらい、あとはピットストップを含めて手堅い戦いをするなかで、まずは表彰台を目指していきたいです」
山本尚貴選手(4番手 #16 TEAM 無限)
「今朝の走り始めから、ポールポジション(PP)を狙うにはもう少しステップを踏まないと厳しいというマシンの状態でした。そこからチームががんばってポテンシャルを上げてくれて、Q3では自分たちのベストを尽くすことができましたが、その自己ベストが4番手で終わったのは悔しい結果です。PPを狙っていたのでスッキリはしていませんが、1日を通して流れを見ると決して悪くはないです。チャンピオンを獲得した2013年シーズン以降、表彰台に上がることができていませんので、まずは明日のスタートでポジションアップを狙います」
野尻智紀選手(5番手 #40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「ニュータイヤのグリップが上がりませんでした。Q3までに徐々にアジャストできましたが、午前中のフリー走行で感じたフィーリングと異なっていて、思っていた以上に路面が変化していました。また、Q1の序盤でミスしてコースアウトしたことで流れを狂わせてしまいました。そのようなミスがあったのは反省しています。昨年優勝したコースとはいえ、その際と同じレースペースや路面状況になるとは思っていませんが、その際の知見を生かして対応できることがあると思います。スタートはさまざまな分析をして状況はよくなっているので、明日の決勝ではしっかり決められるようにがんばります」
小暮卓史選手(8番手 #34 DRAGO CORSE)
「Q3では早めにコースインしたのですが、タイヤの温めが足りなかったのかもしれません。ポールポジションを狙っていただけに悔しい結果です。エンジニアのがんばりのおかげで、マシンの全体的なパフォーマンスが上がりました。明日はいい走りができる自信があります。ベストを尽くしプッシュして表彰台を狙います」
順位 | No. | ドライバー | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 2 | A.ロッテラー | トヨタ | 1:05.005 R |
2 | 1 | 中嶋一貴 | トヨタ | 1:05.177 R |
3 | 38 | 石浦宏明 | トヨタ | 1:05.246 R |
4 | 16 | 山本尚貴 | Honda | 1:05.314 R |
5 | 40 | 野尻智紀 | Honda | 1:05.324 R |
6 | 19 | J.P.デ・オリベイラ | トヨタ | 1:05.344 R |
8 | 34 | 小暮卓史 | Honda | 1:05.296 R |
9 | 11 | 伊沢拓也 | Honda | 1:05.794 R |
11 | 64 | 中嶋大祐 | Honda | 1:05.963 |
12 | 10 | 塚越広大 | Honda | 1:06.024 |
15 | 65 | ベルトラン・バゲット | Honda | 1:06.322 |
16 | 41 | ナレイン・カーティケヤン | Honda | 1:06.438 |