ROUND 07

イタリアイタリア ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ 2017.06.18(日)・WSB 決勝

第7戦 イタリア

ブラドルがレース2で10位となりポイントを獲得

2017年6月17日(土)~18日(日)  会場:ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ  天候:晴れ
気温:27℃  観客:3万3478人(3日間:6万8154人)

第7戦イタリア・リミニ大会が、6月16日(金)~18日(日)の3日間、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催されました。このサーキットでスーパーバイク世界選手権が初めて開催されたのは1991年で、以来、シーズン中盤戦の大会として定着しました。

2007年にはサーキットが大幅に改修され、それまで左周りだったのが右回りに変更されました。現在は1周4.226kmで右コーナーが6、左コーナー10。最大ストレートは510mとそれほど長くはありませんが、バリエーション豊かなコーナーが連続し、リズム感あふれるサーキットです。

今年も3日間を通して天候に恵まれ、絶好のコンディションの中で行われました。前戦イギリス大会の終了後、Red Bull Honda World Superbike Teamは、ミサノで2日間のテストを行い、今大会を迎えました。

そのテストデータを活かし、1回目のセッションで13番手となったステファン・ブラドル(Red Bull Honda World Superbike Team)は、午後のセッションではグリップ不足に苦しみ18番手へとポジションを落としました。セッションを終えたブラドルは「テストのデータが役に立っていることもあり、マシンのフィーリングはそれほど悪くありませんでした。しかし、グリップ不足が大きな課題となり、タイムを改善できませんでした」とコメント。その状態は、2日目となった土曜日のフリー走行と予選でも大きな改善を得られず、18番グリッドから決勝に挑むことになりました。

そして土曜日の夕方に行われたレース1では、オープニングラップにトラブルが発生し、2周を終えてピットに戻りました。そして、約10分の作業を行い問題を解消。トラブルが解消できたかの確認とデータ収集のために、そこから12ラップをこなしてレースを終了しました。

翌日のレース2も、18番グリッドから決勝に挑戦。オープニングラップで16番手につけると、それから着実にポジションを上げて10位でフィニッシュしました。19台が出場して完走12台という厳しいレース。今季7戦を終えて、まだ表彰台に立てない厳しい状況が続いています。ニッキー・ヘイデン選手が、トレーニング中の不慮の事故により亡くなったことで、前戦イギリス大会、第7戦イタリア大会と、チームはブラドルの1人体制で戦っています。MotoGPチャンピオンに続き、スーパーバイクチャンピオンを目指していたヘイデン選手の遺志を継ぎ、チーム一丸となって後半戦での巻き返しに挑みます。

コメント

ステファン・ブラドル(スーパーバイク リタイア/10位)
レース1後のコメント
ステファン・ブラドル 「今日のレースについて、言うことはあまりありません。というのも、私のレースは、1周目で事実上終わっていたからです。ピットに戻り、マシンのチェックをして、それからトラブルが解消できたかの確認と、すべてが正しく動作しているかなど、データ収集のためにレースに復帰して、チェッカーを受けました。今日のデータを活かし、明日はちゃんとしたレースがしたいです」

レース2後のコメント
「今日は難しいレースで、結果はよくありませんでした。4周を終えたときにダッシュボードにいくつか問題が発生し、それを理解するために数周を必要としました。その後、すべて問題がないことが分かり、それから少しペースを上げて、レースを終えられました。現状を考えれば、10位という結果は悪いものではありません。今日はコンディションが難しく、だれにとっても難しいレースでした。次の大会に向けて、我々はセッティングの方向性を見つけなくてはいけません。次のアメリカ大会は好きなサーキットなので、楽しみにしています」

WSB リザルト

レース1

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
166T.サイクスカワサキ2133'44.269
222A.ローズヤマハ21+4.551
31J.レイカワサキ21+8.126
481J.トーレスBMW21+10.850
512X.フォレスドゥカティ21+13.649
650E.ラバティアプリリア21+20.508
RT 6ステファン・ブラドルHonda14+7Laps

レース2

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
133M.メランドリドゥカティ2133'40.896
21J.レイカワサキ21+1.113
366T.サイクスカワサキ21+1.285
460M.ファン・デル・マークヤマハ21+13.364
550E.ラバティアプリリア21+19.917
632L.サバドーリアプリリア21+26.019
106ステファン・ブラドルHonda21+42.651

WSB ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
11J.レイカワサキ296
266T.サイクスカワサキ246
37C.デイビスドゥカティ185
433M.メランドリドゥカティ163
522A.ローズヤマハ141
660M.ファン・デル・マークヤマハ115
126ステファン・ブラドルHonda54
1669ニッキー・ヘイデンHonda40

ランキング詳細


マニュファクチャラー

順位 コンストラクター 総合ポイント
1カワサキ330
2ドゥカティ268
3ヤマハ168
4BMW108
5アプリリア98
6MVアグスタ89
7Honda71

ランキング詳細


フォトギャラリー

ステファン・ブラドル

ステファン・ブラドル

ステファン・ブラドル(#6)

ステファン・ブラドル(右)

ステファン・ブラドル

ステファン・ブラドル

ステファン・ブラドル

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