round 12

September 29 2013, RACE FIM Superbike World Championship United States of America アメリカ

SCHEDULE

ファブリツィオが10位で、2レースともにポイント獲得
ハスラムは第2レースを11位でフィニッシュ

2013年9月29日(日)・決勝第2レース  会場:マツダ・レースウェイ・ラグナセカ  天候:晴れ
気温:24℃  コースコンディション:ドライ  観客:4万1100人(3日間合計)

スーパーバイク世界選手権(WSB)第12戦アメリカ大会の決勝第2レースが、9月29日(日)、アメリカ・カリフォルニア州モントレーにあるマツダ・レースウェイ・ラグナセカで行われました。今大会は土曜日の28日にスーパーポールと決勝第1レースが行われ、日曜日の29日に決勝第2レースが行われる変則スケジュールとなりました。

  • ミシェル・ファブリツィオミシェル・ファブリツィオ
  • ミシェル・ファブリツィオミシェル・ファブリツィオ
  • ミシェル・ファブリツィオミシェル・ファブリツィオ
  • ミシェル・ファブリツィオ(右)、レオン・ハスラム(左)ミシェル・ファブリツィオ(右)、レオン・ハスラム(左)
  • レオン・ハスラムレオン・ハスラム
  • レオン・ハスラムレオン・ハスラム
  • レオン・ハスラムレオン・ハスラム

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28日に行われた第1レースは、転倒によるエアーフェンスの破損や多重クラッシュなどで2度の赤旗中断となる大荒れの戦いとなり、ミシェル・ファブリツィオ(Pata Honda)が13位。チームメートのレオン・ハスラムは、2度目の赤旗中断の原因となった多重クラッシュで転倒し、再スタートできずにリタイアとなりました。

一夜明けたラグナセカの最高気温は、前日よりやや低い24℃でしたが、第2レースは青空が広がる絶好のコンディションの中で行われました。グリッドには20台のマシンが並び、現地時間の午後2時にスタートが切られ、前日のような波乱はなく、予定通り26ラップの戦いとなりました。

ケガをしているジョナサン・レイの代役として、今大会がPata Hondaでの2戦目となるファブリツィオは、13番グリッドからスタートし、オープニングラップも13番手でしたが、周回を重ねるごとにポジションを上げて、中盤には前を走るハスラムの背後に迫りました。それからしばらく、Pata Hondaの両選手はランデブー走行を続けますが、終盤に入ると、ペースの上がらないハスラムをかわしたファブリツィオが10位でフィニッシュしました。これでファブリツィオは、第1レースの13位に続き、第2レースでもポイントを獲得。前戦トルコ大会から2戦4レース連続でポイントを獲得し、代役としての仕事をしっかりとこなしました。

12番グリッドから決勝に挑んだハスラムは、前日の転倒で足と腕に痛みを抱えていましたが、オープニングラップで10番手につけると、セカンドグループをリードする展開となりました。3周目には8番手まで浮上しますが、トラクションコントロールのセンサーにトラブルを抱えて苦戦。後半はペースを上げられず、11位でフィニッシュしました。

レースは、ユージェーヌ・ラバティ(アプリリア)が優勝。シーズンは残り2戦。次戦の第13戦フランス大会は、マニクール・サーキットで、10月4日(金)から6日(日)までの3日間で開催されます。

コメント

ミシェル・ファブリツィオ(スーパーバイク 10位)「昨日に比べれば、第2レースは少しだけ満足できる戦いとなりました。マシンの感触もかなり改善されました。それよりも、だんだんマシンに慣れてきて、快適な走りができるようになってきました。それが、なによりもうれしかったですね。パッシングポイントの少ないラグナセカで、5列目からのスタートは難しいものでした。しかし、レース前のウォームアップのあとに、フロントを調整して走りやすくなりました。レースでは、1分24秒台を出すことができました。13位、10位という結果には満足していませんし、完ぺきでもありません。予選でもっといいグリッドを獲得していれば、さらに上の順位でフィニッシュできたと思います。しかし、レースウイークを通じて、いろいろな問題を改善できましたし、前進することができましたので、とてもいいレースウイークとなりました」

レオン・ハスラム(スーパーバイク 11位)「昨日の第1レースは、センサーが壊れていたこともあって、転倒してしまいました。今日の第2レースでも、別のセンサーが壊れてしまい、それがトラクションコントロールに影響して、コーナーでうまく走ることができませんでした。この問題は、シーズン序盤に抱えていたものですが、そのあとは解決していました。しかし、今大会は、また同じ問題に悩みました。昨日の転倒で、足と右腕に痛みがありました。強く打ったので腫れています。しかし、昨日より全体的にタイムが遅かったのは、これが原因ではありません。昨日の転倒とトラブルがなければ、もっと上位で走れたと思います。うまくいくときも、そうでないときもありますが、今回は悔しいレースになりました」

決勝

スーパーバイク(レース2)

順位 ライダー マシン 周回数 タイム/差
1E.ラバティアプリリア2636:44.555
2D.ジュリアーノアプリリア26+0.112
3M.メランドリBMW26+2.051
4T.サイクスカワサキ26+2.304
5S.ギュントーリアプリリア26+2.959
6J.クルーゼルスズキ26+10.187
     
10ミシェル・ファブリツィオHonda26+23.472
11レオン・ハスラムHonda26+24.118

ポイントスタンディング

ライダー(スーパーバイク)

順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 T.サイクス カワサキ 361
2 E.ラバティ アプリリア 338
3 S.ギュントーリ アプリリア 337
4 M.メランドリ BMW 319
5 C.デイビス BMW 259
6 L.バズ カワサキ 180
       
7 ミシェル・ファブリツィオ Honda 177
8 ジョナサン・レイ Honda 176
14 レオン・ハスラム Honda 83
31 ジェイミー・スタファー Honda 4
34 秋吉耕佑 Honda 2

マニュファクチャラー(スーパーバイク)

順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 アプリリア 460
2 カワサキ 415
3 BMW 390
4 Honda 225
5 スズキ 212
6 ドゥカティ 152