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フルタンクで走りきれる残り周回数になったとき
遅れてもいいからピットインする。
2005年からはじまったロードコースは、なかなか戦略が読めませんね。レース終盤、上位にいるときはバトルをして勝つ戦略。だけど、バトルさえできないほど後ろにいるときは、イチかバチかの勝負に出るしかない。 たとえば全部で100周のレースだとしますよね。もし、クルマが速くて勝てるレースだったら問題ないけど、8～9位とかを走っているレースだったら何か仕掛けないと絶対に勝てない。だからイチかバチかの勝負に出るんだ。たとえば自分たちのマシンの燃費がフルタンクで20周だとする。そうしたら、レース残り20周となった段階で先にピットに入るわけです。たとえトップからピットインの段階で30秒遅れていて、ピットに入ることでさらに1分遅れたとしても、そこでコースインして、タイミング良くイエローコーションが出たらラッキー。残り20周を切った段階で、他の前にいるマシンたちはイエローコーションで詰まってしまい、1分のアドバンテージも無しになってしまう。さらに、そのイエローコーションでピットに入るマシンがいるはずだから、そのタイミングに難無く自分が前に出られるんだ。それがロードコースの勝負をかけるときの勝利の方程式。これはここだけの話。内緒だよ！
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