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インディカー・シリーズ

round 16

SCHEDULE

August 16 2014, QUALIFYING ABC Supply Wisconsin 250

アメリカミルウォーキー

ジョセフ・ニューガーデンが予選5番手
佐藤琢磨は10番手

2014年8月16日(土)・予選  会場:ザ・ミルウォーキー・マイル  天候:快晴  気温:28℃

2014年のインディカー・シリーズは終盤戦を迎え、第16戦ミルウォーキーの予選が8月16日(土)、アメリカ北部のウィスコンシン州ミルウォーキー郊外で開催されました。

  • ジョセフ・ニューガーデンジョセフ・ニューガーデン
  • ジョセフ・ニューガーデンジョセフ・ニューガーデン
  • マルコ・アンドレッティマルコ・アンドレッティ
  • マルコ・アンドレッティマルコ・アンドレッティ
  • 佐藤琢磨佐藤琢磨

8月16日(土)には2回のプラクティスと予選が行われ、2週間前のミッドオハイオでの第15戦で見事なパフォーマンスを見せたジョセフ・ニューガーデン(Sarah Fisher Hartman Racing)が、Honda勢でベストとなる5番グリッドを獲得しました。

100年を越す歴史を誇るオーバルコース、ザ・ミルウォーキー・マイルは名前が示す通り、全長が1マイルと短いショートオーバルで、コースがほぼフラットなのが大きな特徴です。9.25度と緩やかなバンクでは、マシンのセットアップによって、いかに高いグリップ力を獲得するかが求められます。

予選の前に2回行われたプラクティスではHonda勢の多くが、上位につけるラップタイムをマーク。午前中のプラクティス1ではトップ4のうちの3名が、午後のプラクティス2ではトップ5に3名のHondaドライバーが入るなどの活躍をみせました。しかし、Hondaチームのドライバーたちはプラクティスでの速さをそのまま予選に結びつけることができず、両プラクティスで最速ラップを記録したジェームズ・ヒンチクリフ(Andretti Autosport)は、プラクティス2の終盤にアクシデントを起こしてしまい、修理を施したマシンで予選に臨んだ結果、13番手にとどまりました。

ニューガーデンのほかに、9番手にはマルコ・アンドレッティ(Andretti Autosport)、10番手には佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)がつけました。佐藤は午前中のプラクティス1では16番手でしたが、プラクティス2では暑さの中で自己ベストのラップタイムを更新して8番手につけました。予選ではいくぶん涼しくなったコンディションにマシンのセットアップを完全に合わせ込むことができませんでしたが、レース用セッティングでのマシンの仕上がりには好感触を得ています。

コメント

ジョセフ・ニューガーデン(5番手)
「とても多くの収穫が得られた一日となりました。予選ではトップ5に食い込み、そのポジションを最後まで維持することができました。私たちはプラクティスと予選を走ったことで、明日のレースに何が必要かを学べたと思います。決勝レースは激しい戦いになるでしょう。タイヤのグリップ力の低下が大きい点がカギです。1スティントの間にグリップは大きく変化します。タイヤに常に気を配った戦い方をすべきで、私たちのマシンはいい仕上がりになっていると感じています」

佐藤琢磨(10番手)
「ミルウォーキーは本当に楽しいコースです。ドライバーにとって、挑戦のしがいがあるコースです。とてもいいコンディションが整わない限り、全開でコースを1周するのは不可能です。このコースを速く走るためには多くの要素を整えなければなりません。今日のミルウォーキーは暑さに見舞われ、プラクティスではマシンの調整がとても難しく感じました。6月に試すことのできなかったセッティングも今日はトライし、予選を迎えるまでにマシンの仕上がり具合を向上できました。予選でも自分たちが大きな進歩を遂げていることが証明できました。フロントローに近いところまでの速さではなかったですが、マシンに安定感を求め、それを手にすることができていると思います」

アート・セントシアー|HPD社長
「今日の予選結果は非常に悔しいものとなりました。プラクティスでは多くのHondaドライバーたちは良好なパフォーマンスを発揮しましたが、予選ではマシンセッティングが少しズレてしまっていたようです。予選で上位を占めたドライバーたちはダウンフォースを小さくする方向性でマシンを仕上げていましたが、Hondaチームの多くはダウンフォースを大きくするセッティングを選んでいました。しかし、Hondaドライバーたちがプラクティスでみせてくれたパフォーマンスに期待をしています。決勝を走るマシンについては多くのHonda勢が自信を持っているので、彼らは数々のオーバーテイクを見せながら、トップ争いへとポジションを上げてくれることでしょう」

予選リザルト

順位 No. ドライバー エンジン タイム
112W.パワーシボレー0'43.1757
210T.カナーンシボレー0'43.3292
32J.P.モントーヤシボレー0'43.3505
48R.ブリスコーシボレー0'43.4312
567ジョセフ・ニューガーデンHonda0'43.4398
683C.キンボールシボレー0'43.4683
720E.カーペンターシボレー0'43.5584
83H.カストロネベスシボレー0'43.6140
925マルコ・アンドレッティHonda0'43.7397
1014佐藤琢磨Honda0'43.7828
 
1219ジャスティン・ウィルソンHonda0'43.8916
1327ジェームズ・ヒンチクリフHonda0'43.9725
1415グレアム・レイホールHonda0'44.0156
157ミハイル・アレシンHonda0'44.0636
1677シモン・パジェノーHonda0'44.0723
1798ジャック・ホークスワースHonda0'44.1268
1928ライアン・ハンターレイHonda0'44.5038
2034カルロス・ムニョスHonda0'44.5574
2218カルロス・ウエルタスHonda0'45.7358