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インディカー・シリーズ

round 11

SCHEDULE

July 5 2014, QUALIFYING Pocono INDYCAR 500

アメリカポコノ

カルロス・ムニョスが予選3番手
佐藤琢磨は2列目4番グリッドの好位置からスタート

2014年7月5日(土)・予選  会場:ポコノ・レースウェイ  天候:快晴  気温:23℃

昨年、24年ぶりにインディカー・シリーズを開催したペンシルベニア州のポコノ・レースウェイでのレースは、今年もシーズンにおける3つの長距離レース、トリプルクラウンの一つとして開催されます。なお、昨年は400マイルだったレース距離が、今年はインディ500、そしてカリフォルニア州フォンタナでの最終戦と同じく、500マイルに延長されました。

  • カルロス・ムニョスカルロス・ムニョス
  • 佐藤琢磨佐藤琢磨
  • 佐藤琢磨佐藤琢磨
  • マルコ・アンドレッティマルコ・アンドレッティ
  • ジェームズ・ヒンチクリフジェームズ・ヒンチクリフ

全長2.5マイル、3つのコーナーと3本のストレートを組み合わせた、三角形のユニークなオーバルは、すべてのコーナーが異なる半径を持ち、バンクの傾斜角度も一つひとつで違うため、それぞれにベストのハンドリングを得るのが難しく、ドライバーにとってチャレンジングなコースになっています。

今年は2度のプラクティスのあとに予選が行われました。空は朝から晴れ渡っていましたが、気温は低めで、一日中ずっと強い風が吹いていました。時速220マイルオーバーという高速で走るインディカーは、空力の影響を強く受けます。そのため、難易度の高いコースに加えて、強い風もドライバーたちを悩ませることになりました。

1台ずつがコースインし、2周連続のアタックを行う方式で、明日の決勝レースでのスターティンググリッドが争われました。その結果、ルーキーのカルロス・ムニョス(Andretti Autosport)が、平均時速223.083mphをマークし、予選3番手となりました。ポコノでのレースは、インディ500と同じように、1列に3台ずつが並んでスタートします。そのため、 ムニョスはフロントローの外側グリッドを確保したことになります。

昨年のポコノで予選8番手だった佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、今年もプラクティス1回目から、上位につけるスピードをコンスタントに出し続け、予選ではアタック1周目に平均時速222.804マイル、アタック2周目に時速222.793マイルをマーク。その時点でのトップに立ちました。平均222.798マイルを記録した佐藤の予選結果は4番手。惜しくもフロントローは逃しましたが、2列目イン側という好位置から、明日の500マイルのレースに臨みます。

ムニョスと佐藤以外のHondaドライバーたちは、マルコ・アンドレッティ(Andretti Autosport)が5番手、ジェームズ・ヒンチクリフ(Andretti Autosport)が6番手、インディ500ウイナーのライアン・ハンターレイ(Andretti Autosport)が9番手に入っています。

コメント

カルロス・ムニョス(3番手)
「私たちのマシンが強力であることを、今日の一日を通して証明できたと思います。午後になって、私たちのマシンは午前中より速くなっていたとも感じています。予選3番手のフロントローは、すばらしいポジションです。明日は長距離のレースであり、私たちはいいマシンを手にしているので楽しみです。オーバーテイクが難しいコースですが、レースが進むにつれてコースの状態がよくなり、ライバルをパスするチャンスが広がることを期待しています」

佐藤琢磨(4番手)
「とてもいい一日でした。昨年も私たちは、このポコノで速かったので、パッケージをいいものにできていると考えていました。今年は最初のプラクティスからマシンの状態がとてもよく、十分に戦えるポジションにありました。そこからは細かなセッティング変更を重ねました。ポールポジションを獲得できていれば最高でしたが、そんなに欲張ってばかりもいられません。予選では大変安定した走りができ、それを大いにエンジョイしました。ターン1とターン3で性格が全く異なる、このポコノのコースを走るのは本当に難しく、毎ラップ、コクピット内ですべてのツールを操作しなければなりません。これだけマシンがよかったのは、クルーたち全員と、エンジニアのドン(ハリデイ)がいい仕事をしてくれたおかげです。明日もスピードと強さを保ち続けたいです」

トム・ライケンバック|HPD テクニカル・ディビジョン シニア・マネジャー/チーフ・エンジニア
「ポコノ・レースウェイというコースは、広くて長いストレートを備えており、それがHondaエンジンに優位性を与えてくれています。昨年のレースにおいても、すべてのHondaチームが力強いレースを演じ、私たちは1-2-3フィニッシュを達成しました。昨年と同じ結果を、明日も実現できるよう楽しみにしています」

予選リザルト

順位 No. ドライバー エンジン タイム
12J.P.モントーヤシボレー1'20.4034
212W.パワーシボレー1'20.4559
334カルロス・ムニョスHonda1'20.6873
414佐藤琢磨Honda1'20.7906
525マルコ・アンドレッティHonda1'20.8206
627ジェームズ・ヒンチクリフHonda1'20.8827
73H.カストロネベスシボレー1'20.8926
810T.カナーンシボレー1'21.0919
928ライアン・ハンターレイHonda1'21.0995
108R.ブリスコーシボレー1'21.2404
 
1177シモン・パジェノーHonda1'21.2468
127ミハイル・アレシンHonda1'21.3667
1415グレアム・レイホールHonda1'21.5413
1619ジャスティン・ウィルソンHonda1'21.6551
2018カルロス・ウエルタスHonda1'23.2329
2167ジョセフ・ニューガーデンHonda -
2298ジャック・ホークスワースHonda -