NSF100 HRCトロフィー Grand Championship 2009

レポート

NSF100 HRCトロフィー ジュニアチャンピオンシップ2009

NSF100 HRCトロフィー グランドチャンピオンシップ2009

予選 (東コース 天候 曇り 路面 ウェット)

前夜の雨の影響で路面はあいにくのウェットコンディションだったが、午前8時のコースオープンと共に29人のジュニアライダー達は次々とコースインしていった。
各ライダーは路面コンディションを確かめながら慎重に周回を重ねていき、ほとんどのライダーが7周を回ったところで15分間の予選は終了した。

PPを獲得した岩戸亮介選手
PPを獲得した岩戸亮介選手
予選10位の永井蘭選手。レース中のベストタイムを出した。
予選10位の永井蘭選手。レース中のベストタイムを出した。

トップタイムは2分6秒349で#5岩戸亮介選手(近畿スポーツランド/北九州カートウェイ 1位)がポールポジションを獲得。2位には#7伊達悠太選手(世羅グリーンパーク弘楽園 1位)、3位には#1天野雄太選手(京葉スピードランド 1位)が続いた。

至る所で接近戦が繰り広げられている。
至る所で接近戦が繰り広げられている。
イタリア、オランダ、フィンランド、スウェーデンから来たヨーロッパのチャンピオンライダー達
イタリア、オランダ、フィンランド、スウェーデンから来たヨーロッパのチャンピオンライダー達

決勝 (東コース 天候 晴れ 路面 ウェット)

スタート約1時間前から青空が広がってきたものの、路面はまだ完全には乾かず、走行ライン部分のみ乾き始めた中での決勝スタートとなった。

先頭集団は5台による争いが続いていたが、5周目あたりから#5岩戸選手が集団から抜け出す。
しかし直後に5コーナーで#2櫻井芽依選手がスリップダウン。その直後を走っていた#4小椋華恋選手もつられて転倒。2台のマシンがコース上に残ったため、レースは赤旗中断となってしまう。
#2櫻井選手、#4小椋選手、第1レースで転倒した#15金井選手は残念ながらリタイヤとなってしまった。
レースは規定周回数に達していなかったため、新たに3周の第2レースが行われた。

5周目、赤旗によりレース中断。3周の第2レースが行われた。
5周目、赤旗によりレース中断。3周の第2レースが行われた。
第2レースのラストラップ、V字コーナーで転倒した岩戸選手。
第2レースのラストラップ、V字コーナーで転倒した岩戸選手。

スーパースプリントレースとなった第2レースは終始激しく順位を入れ替えながらのトップ争いの末、#3羽田大河選手(桶川スポーツランド/富士宮白糸スポーツランド 1位)が最終ラップで逆転し、見事2009年ジュニアチャンピオンに輝いた。
2位には#9濱村京太郎選手(美浜サーキット 1位)、3位には#7伊達悠太選手が入った。

2009年ジュニアチャンピオンに輝いた羽田太河選手
2009年ジュニアチャンピオンに輝いた羽田太河選手

NSF100 HRCトロフィー グランドチャンピオンシップ2009

NSF100 HRCトロフィー グランドチャンピオンシップ2009

予選 (東コース 天候 くもり 路面 ウェット)

ジュニア同様、曇天の中始まった予選だが、開始から10分ほど過ぎると雲の切れ間から時折太陽が覗くようになった。走行ラインが乾き始めるにつれ各ライダーのタイムも上がっていき、#5山口克仁選手(仙台ハイランドレースウェイ 1位)が2分5秒814でポールポジションを獲得。#1村中祐二選手(桶川スポーツランド 1位)、#9後藤憲治選手(岡山国際サーキット 1位)がそれに続いた。

PPを獲得した山口克仁選手
PPを獲得した山口克仁選手

決勝 (東コース 天候 晴れ 路面 ハーフウェット)

ジュニアチャンピオンシップクラスの赤旗の影響で25分遅れのスタート。天候は快晴となり路面もほぼドライコンディション、全国から集まった41名のライダーがグランドチャンピオンを目指しもてぎのグリッドについた。

上野選手を先頭にバトルを繰り広げるトップ集団
上野選手を先頭にバトルを繰り広げるトップ集団
ファステストタイムを出したのは早乙女忠選手。
ファステストタイムを出したのは早乙女忠選手。

オープニングラップ、トップで戻ってきたのは#29上野亮一選手(大洗サーキット 3位)。単独で抜け出し後続との差を広げていく。しかし、このまま優勝かと思われた6周目にアクシデントは起こった。最終コーナーヘアピンの入口で、インから入ってきた#18井上学選手が転倒。その転倒に#28田中泰功選手、そして5周にわたってトップをキープしていた#29上野亮一選手が巻き込まれてしまう。

V字コーナーに進入するトップ3台
V字コーナーに進入するトップ3台
ラストラップ、再び大きな集団となり最終コーナーに突入する
ラストラップ、再び大きな集団となり最終コーナーに突入する

#18井上選手、#28田中選手はコースに復帰したが、#29上野亮一選手はリタイヤを余儀なくされてしまった。レースは残り3周、トップグループは熾烈な接近戦を繰り広げるが、7周目でトップに立った#5山口克仁選手が最後まで逃げ切り優勝。最終コーナーからストレートで素晴らしい伸びを見せた#99榊原浩二選手(近畿スポーツランド 1位)が2位、続いてこのクラス唯一の女性ライダー#20上野智子選手(スポーツランドSUGO 2位)が3位表彰台を獲得した。

2009年グランドチャンピオンに輝いた山口選手
2009年グランドチャンピオンに輝いた山口選手
後車検で、車輌を分解する入賞者
後車検で、車輌を分解する入賞者

ヨーロッパチャンピオンライダー招待

本年もヨーロッパ4カ国からチャンピオンライダーをジュニアチャンピオンシップへ招待しました。前日に北ショートコースで練習走行はしたものの、初のもてぎ東コース、悪天候、借り物のマシンでの走行となり、予選はかなり苦労をしていました。しかし決勝では予選より着実にタイムアップ、成績の伸びも見せました。この経験を基に今後の活躍を期待したいと思います。

Bo Bendsneijder
オランダ
Bo Bendsneijder(ボウ・ベンスナイダー)
10歳
Molenaar GP

<ジュニアチャンピオンシップ結果>
#24 予選22位 決勝20位
Patrick Pulkkinen
フィンランド
Patrick Pulkkinen(パトリック・プルキネン)
8歳
Ajo MS MiniGP

<ジュニアチャンピオンシップ結果>
#25 予選29位 決勝25位
Andrea Locatelli
イタリア
Andrea Locatelli(アンドレア・ロカテリ)
13歳
SanCarloGresini

<ジュニアチャンピオンシップ結果>
#26 予選9位 決勝17位
Jesper Hubuner
スウェーデン
Jesper Hubuner(イェスパー・フブナー)
11歳
TeamHondaSweden

<グランドチャンピオンシップ結果>
#28 予選28位 決勝22位
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