HRC トロフィー グランドチャンピオンシップ 2008

レポート

NSF100 HRCトロフィー グランドチャンピオンシップ2008

予選 (フルコース  天候:晴れ  路面:ドライ)

「NSF100」を使ったワンメイクレースシリーズ「NSF100 HRCトロフィー」も今年で開催3年目。全国22カ所のサーキットと海外4カ国で開催される最大規模のミニバイクレースシリーズに成長いたしました。

NSF100 HRCトロフィー グランドチャンピオンシップ2008 NSF100 HRCトロフィー グランドチャンピオンシップ2008

また、今年からはジュニアクラス(16歳未満)を新設し、大人も子供も楽しめるレースとしてもご好評いただいております。
このHonda Racing Thanks Dayにて開催される「NSF100 HRCトロフィー グランドチャンピオンシップ2008」は、全国のエリアチャンピオンが集結して「日本最速のNSF100乗り」の座を争う天王山です。

NSF100 HRCトロフィー グランドチャンピオンシップ2008 NSF100 HRCトロフィー グランドチャンピオンシップ2008

当日8時半よりスタートした予選では、鈴鹿サーキット南コースと美浜サーキットのシリーズチャンピオン#99榊原浩二選手が2分50秒646のトップタイムをマーク。2位には#15山本隆宏選手(岡山国際サーキット/堺カートランド1位)が2分50秒798、3位に#10川筋丈徳選手(近畿スポーツランド1位)も2分51秒502のタイムで続きました。

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決勝 (フルコース 8Lap 天候:くもり 路面:ドライ)

11時半よりスタートした「NSF100 HRCトロフィー グランドチャンピオンシップ」決勝レース。路面状況はドライコンディション。
抜群のスタートから1コーナーに飛び込んだのは予選2番手、#15山本隆宏選手。以下、#99榊原浩二選手、#45谷川壮洋選手が続き9台のトップグループを形成する。 オープニングラップから転倒・コースアウトが続出する中をトップで戻ってきたのは谷川選手。トップグループは誰がトップに抜け出てもおかしくない超接近戦で、コーナーごとに激しく順位を入れ替える。3周目には#10川筋丈徳が最終コーナーで転倒し、トップグループは8台に。

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最終ラップ、コントロールラインを通過した時点でのオーダーは谷川選手、榊原選手、#41小林弘之選手、#29山内大介選手、山本選手、そして今回唯一の女性ライダー#26上野智子選手。ヘアピンをトップで立ち上ったのは山内選手だったが、90度コーナーの突っ込みで山本選手がリーダーの座を奪い返す。山本選手、榊原選手、谷川選手の順で最終コーナーを立ち上がるが、ここで山本選手のリアに榊原選手のフロントが接触。最終コーナーで4番手につけていた谷川選手がストレートでの伸びを見せ、山本選手に迫り同着となる。
写真判定の結果、僅差で#15山本隆宏選手の優勝が決定し「NSF100 HRCトロフィー グランドチャンピオンシップ」3代目王者の座を勝ち取った。2位には谷川選手、3位に小林選手が入賞。

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NSF100 HRCトロフィー ジュニアチャンピオンシップ2008

予選・決勝 (東コース 天候:晴れ 路面:ドライ)

全国22カ所のサーキットを勝ち抜いてきた16歳以下のライダーたちによるジュニアチャンピオンシップは東コースで開催。
さらに今回はヨーロッパ各国のチャンピオンとして、フィンランドからエーメリ・ラティ(Eemeli Lahti)選手、イタリアからマルコ・ファッカーニ(Marco Faccani)選手、スウェーデンからアレクサンダー・ファイファー(Alexander Pfeiffer)選手が来日し、名実ともにジュニア部門の世界ナンバーワンを決めるレースとなった。

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全29台による予選の結果、RMスタッフ&大洗サーキットの#2岡部圭佑選手が1分59秒113のタイムでポールポジションを獲得。#4濱村京太郎選手も1分59秒223と2分を切る好タイムで2番手につける。

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決勝レース、オープニングラップをトップで戻ってきたのは#2岡部選手、以下#11西川晃貴選手、#4濱村選手、前年度のチャンピオン#14渥美心選手、#1田尻悠人選手というオーダー。トップグループは団子状態のまま周回を重ね順位を入れ替える。

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7周目のコントロールラインを通過した時点では#14渥美選手、#2岡部選手、#11西川選手の順だったが、見事接戦を制しチェッカーを受けたのは#2岡部選手となった。2位には#14渥美選手、3位には7周目8番手にいた#8岩戸亮介選手が見事な追い抜きをみせ、最後の表彰台をものにした。

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ヨーロッパチャンピオンライダー招待

ヨーロッパ4カ国からライダーを招待しました。ベルギー代表のウベキ選手がグランドチャンピオンシップ(GC)へ参戦。 他の3名はジュニアチャンピオンシップ(JC)へ参戦しました。フィンランド代表のラティ選手が練習時から良いタイム叩き出しており、決勝では8位に入る健闘を見せました。

Marco Faccani
イタリア
Marco Faccani(マルコ・ファッカーニ)
14歳
San Carlo Junior Team
by Honda Gresini

<ジュニアチャンピオンシップ結果>
#25 予選17位 決勝15位
Eemeli Laht
フィンランド
Eemeli Laht(エーメリ・ラティ)
12歳
Ajo Motorsport MiniGP Academy

<ジュニアチャンピオンシップ結果>
#26 予選16位 決勝8位
Alexander Pfeiffer
スウェーデン
Alexander Pfeiffer(アレクサンダー・ファイファー)
14歳
Team Honda Sweden

<ジュニアチャンピオンシップ結果>
#24 予選26位 決勝23位
Thibault Hoebeke
ベルギー
Thibault Hoebeke(ティボー・ウベキ)
18歳
Team Eddy Sport

<グランドチャンピオンシップ結果>
#39 予選29位 決勝24位
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