国内フォーミュラ Honda Racing
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塚越広大 第5戦、第6戦 ツインリンクもてぎ
 

 今回のツインリンクもてぎは昨年も出場したコースで、合同テストでもトップタイムを出すことができました。
  土曜日の午前中に行われた予選では、1回目に初のポールポジションを獲得。2回目は2番グリッドとどちらのレースも最前列からのスタートとなりました。第5戦決勝は、直前から雨が降り始め、レインコンディションでのレースとなり7位。第6戦もレインコンディションの中、3位という結果に終わりました。

<予選>
 雨が心配された予選でしたが、ドライコンディションでの予選になりました。前日からドライコンディションでのフィーリングが良く、1周目からいいタイムを刻めました。3周アタックした時に前車に追いついてしまったのと、クールラップをいれたかったこともあり、ペースを落として1度落ち着いてから再度アタックを仕掛けました。さらにマシンのフィーリングが良くなったので、最終的に2位に0.4秒の差をつけてF3初のポールポジションを獲得しました。
  10分のインターバルをはさんで、2回目の予選が行われました。1回目と同じように1度クールラップをいれる作戦でした。路面が1回目よりも良くなり、さらなるタイムアップをしようと走りましたが、最後までうまくまとめることができず、第6戦は2番手グリッドからのスタートになりました。

写真提供:ARTA Project

<決勝>
 土曜日の午後に行われた第5戦の決勝では、スタート直前に雨が降り始め、急きょレインコンディションのレースとなりました。
  PPからスタートして、1コーナーを曲がったときには3番手に落ちてしまいました。続く3コーナーでは、混乱の中で2位にあがるチャンスがあったのですが、2台に挟まれる形になり接触を避けるため3位キープで1周目を終えました。2周目にはトップがコースアウトしたので2位にあがりました。マシンの調子もよくトップとの差を保ったまま3周目に入ったときに、2コーナー立ち上がりでいきなり失速してしまいました。原因はゴミがエアーボックスに被さってしまい、エンジンに空気が行かない状態になってしまったことでした。その間に4番手まで後退してしまいましたが、5コーナーでゴミが取れたので、またペースを上げることができました。
  次の周に3番手に上がったのですが、その周にコースアウトしてしまい8番手に落ちてしまいました。追い上げようと走ったのですが、再びコースアウトしてしまいました。不運もありましたが、7位では自分も納得出来ないので、第6戦に向けて気持ちを切り替えました。

写真提供:ARTA Project

 日曜日に行われた第6戦はで朝から雨が降り続き、第5戦に続いてレインでのレースになりました。
  スタートではホイールスピンしすぎてしまい、3番手に後退してしまいました。前日のレースでは、2回のコースアウトがあったので慎重に走りました。特にブレーキングミスをしないように丁寧にコントロールしながら周回を重ねて、2位との差を詰めようと走りました。
  レースの中盤から単独走行になり、後続との差が少しずつ詰まっていると無線が入りましたが、3位でチェッカーを受けることができました。

 今回のもてぎは、またしても天候が安定しない中でのレースでした。しかし、前回の鈴鹿から監督やチームのおかげで、開幕戦以来初の表彰台に上ることができました。これは、ここ4戦の悪い流れを変えるいいきっかけになると思います。次のレースでは焦ることなくまずは1勝を挙げられるよう臨みたいと思います。

 
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