国内フォーミュラ Honda Racing
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塚越広大 第3戦、第4戦 鈴鹿サーキット
 

 前回の開幕戦から日をおかずに行なわれた第3、4戦。自分が走りなれた鈴鹿サーキットということで自信がありました。金曜日の公式練習ではトップタイムを記録できたのですが、土曜日の予選は雨が降り、うまく走ることができず5位、10位というポジション。迎えた2回の決勝も流れをつかむことができず12位と9位という結果で終えてしまいました。

写真提供:ARTA Project

<予選>
 予選第1回目は、土曜日の朝から雨が降り始め、路面は完全なウエットコンディションになりました。しかし、F3が始まるまでに雨は止み、少しずつコンディションが回復する中での予選になりました。
  予選開始から走り始め、時間いっぱいアタックしました。しかし、なかなかタイムアップすることができませんでしたが、1度タイヤをクールダウンさせてからアタックして5番手のポジションを獲得できました。
  予選第2回目は、15分のインターバルを挟んで始まりました。15分の間にセッティングを変えて臨みました。しかし、うまくマシンをコントロールすることができず、最後までアタックしていきましたがいいタイムを出すことができず、10位という結果でした。

写真提供:ARTA Project

<決勝>
 15日の午後の決勝は、コンディションがドライに変わり、決勝前に10分間のフリー走行が設けられました。このフリー走行ではマシンのフィーリングがよくトップタイムで終わり、いい手ごたえ感じて決勝に臨みました。
  スタートでポジションをキープしたまま1コーナーへ入っていきましたが、2コーナーで膨らんでしまいインに入られてしまいました。そして、2コーナーの立ち上がりで他車のリアタイヤにフロントウイングが接触してしまい、フロントウイングが脱落してしまいました。その周にピットに入り、メカニックの迅速な作業で周回遅れになることなくピットアウトすることができました。しかし、かなりの差がついてしまい単独走行になってしまいましたが、トップ集団とは変わらないタイムで周回を重ねていきました。しかし、そのまま順位が変わることはなく12位でゴールしました。
  16日の午前に行われた決勝は前日と同じようにウエットからドライに変わっていく路面でした。レースが始まるときには完全なドライに変わりました。スタートして1周目にはポジションを3つ上げることができました。ペースも悪くなく前車を追いかけていきました。しかし、3周目のダンロップコーナー立ち上がりで全車の背後に着いた瞬間ダウンフォースが抜けてしまい、アウトギリギリを走っていたためバランスを整える前にコースアウト、スピンをしてしまいました。なんとかコースに復帰しましたが、やはり差がついてしまいました。その後はファステストラップを出しながら走っていきました。最後尾まで落とした順位を9位まで上げたところでチェッカーとなってしまいました。

 今回のイベントでは歯車がかみ合わずいい結果を出すことができませんでした。予選で悪かった分を取り戻そうと気負ってしまい大きなミスをしてしまいました。
  次のもてぎのレースまでに合同テストもあるため、一度落ち着き、自分を見直して臨みたいと思います。応援よろしくお願いします。

 
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