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塚越広大 第1戦、第2戦 富士スピードウェイ
 

 はじめまして。今年、Honda TEAM 無限から全日本F3選手権に出場することになった塚越広大です。今年はこのサイトで僕のレースを報告していきますので、よろしくお願いします。

 2度の合同テストをトップタイムで終え、良い流れで迎えた開幕戦。予選では2番手、3番手。第1戦は、スタートで3番手に後退しましたが6周目に2番手上がりゴール。第2戦では、朝から雨が降り、霧でレースが遅延するハプニングもありましたが、30分後にレースが始まりました。スタートは3番手のままいきましたが、なかなかペースが上がらず、5位という結果に終わりました。

<予選>
 天候は晴れ。ここ富士スピードウェイはストレートが長いので、タイムを出すには前車との間合いが非常に重要です。昨年はこの間合いをうまく取ることができず、失敗してしまったので、昨年の経験を活かせるよう臨みました。
 予選第1回目は、思った通りに間合いを取ることができ、3周アタックしました。そして、クールダウンしてからもう2周アタックしました。その結果1分36秒160で、2番手タイムを出すことができました。
 予選第2回目も作戦的に予選第1回目と同じようにクールダウンを入れながら走りました。予選第1回目が終わったあとのインターバルの間にセッティングを少し変更したのがいい方向にいき、1回目よりもいいタイム(1分35秒973)を出すことができましたが、結果的には3番手タイムとなりました。

<決勝>
 4月1日の午後に行われた第1戦。天候は晴れ。ウオーミングアップランでマシンのフィーリングを確認してレースに臨みました。レースは15周で行なわれました。
 スタート後の出だしは良かったのですが、そのあとホイールスピンしてしまい3番手に落ちてしまいました。2番手のペースはあまり速くなかったので、早めに抜きにいこうとプレッシャーを与えていきました。6周目の最終セクションで2番手がオーバーラン、最終コーナーでインをさして2番手に上がりました。しかし、ストレートで並ばれてしまい、そのまま1コーナーへ。ここではうまく相手を抑えることができ確実に2番手に上がりました。それから、自己ベストを更新しながらトップを追いかけていきましたが、及ばず2位でチェッカーを受けました。

 4月2日に行われた第2戦。天候は雨。富士スピードウェイのレインコンディションは初めてだったため、コースサイドから水の流れている様子や走り方などを確認しに行きました。そして、レースの前に10分間のフリー走行が設けられ、ライン取りやセッティングの再確認をしました。
 グリッドにつきレースまでの指示を待っていたところ、雨が強くなった上に霧が出てしまい、レースは遅延することになってしまいました。結局30分以上遅延して、レースは当初の21周から16周になり開始しました。
 スタートは、セーフティカーが先導する状態で始まりました。セーフティカーが走っている間にタイヤ、ブレーキを温めていつ再開になってもいいように準備しました。そうして、3周目にセーフティカーが離れて残り13周のレースが再開されました。
 なかなかペースが上がらず序盤に順位を落としましたが、各所でスピンやコースアウト、接触などで混乱した中をうまく切り抜けながら走っていきました。しかし、ペースアップをすることができず5位フィニッシュでレースを終えました。

 今回の開幕戦ではたくさんのことを勉強しました。第1戦で表彰台に乗れたことは自分、チームにとってもいいスタートになったと思います。しかし、雨のレースという点では、課題が残る結果となってしまい、次戦に向けての対策をしていきたいと思います。
 鈴鹿は昨年もフォーミュラドリームで走っているホームコース的なサーキットのため、自信もあります。いい結果が残るよう頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします。

 
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