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武藤英紀 第8戦 ツインリンクもてぎ
 

 みなさん、こんにちは。今シーズン、ナカジマ・レーシングからフォーミュラ・ニッポン(以下FN)とSUPER GTに参戦している武藤英紀です。先週の日曜日にツインリンクもてぎで行われたFN第8戦の結果を報告します。
 ツインリンクもてぎではSUPER GTの合同テストやシリーズ第7戦もありましたが、FNでは5月の第3戦以来、5カ月ぶりの走行です。金曜日の公式合同テストの滑り出しは順調で、トップとのタイム差は小さくありませんでしたが、クルマのフィーリングもまずまず。気持ちよく予選に臨めることになりました。

<予選>
 土曜日の公式予選は、午前午後ともにドライコンディションでした。午前の1回目は2セットのニュータイヤを使ってアタックしたのですが、1分35秒341がベスト。クルマの状態は悪くなかったのですが、トップタイムをマークした小暮さんとのタイム差を考えると、そんな悠長なことを言っていられる状況でもなく、午後の2回目では、絶対にタイムアップしてやろうと思いました。
 午後のセッションでも3セット目のタイヤでは1分35秒394までしか詰められませんでしたが、最後の最後、4セット目のラストアタックで何とか35秒を切り、1分34秒936で13番手、2回の総合順位では14番手となりました。このセッションでもクルマはまずまずで、ドライビングもうまくまとめることができたのですが、もう一段高い次元でまとめることが必要です。
 予選後には、チームでミーティングを重ね、決勝に備えることになりました。

<決勝>
 日曜朝に行われたフリー走行でエンジンブローしたマシンがあり、エンジンを載せ替えて10グリッド降格となったため、僕はポジションがひとつ繰り上がり、13番手からのスタートとなりました。
 スタート直後はあちこちでスピンやアクシデントがありましたが、うまくすり抜けながらポジションアップ。10番手でオープニングラップを終えました。今回は2ピット作戦で、しかもスタート時には少な目のガソリンしか積んでいなかったので、序盤から飛ばしていくつもりでした。
 3周目には9番手に上がり、目の前にいたロッテラー選手をパスしようと気合いが入ったのですが、4周目の3コーナーでスピン。何とか再スタートできましたが、ほぼ最後尾までポジションを落とすことになってしまいました。そこからはプッシュし続け3台ほどパス。14周目には10番手まで巻き返すことができました。

 15周を終えたところでルーティンのピットイン。ガソリンを補給し、タイヤを交換してピットアウトしていったのですが、1コーナーでオーバーランするミスを犯してしまいました。ここでもスタックすることなく何とか再スタートを切れましたが、またもや、ほぼ最後尾からの追い上げとなってしまいました。その後も最終コーナーでオーバーランするなど、ドタバタ続きとなりましたが、何とか最後までプッシュし続けて10位でチェッカーを受けられました。

 今回は、ミスの目立ったレースになりました。チームにも申し訳なかったです。でも、レース中のベストラップも、まずまずの速さを見せることができたし、最後までプッシュし続けたことは、次回につながると思います。
 次回はいよいよ最終戦の鈴鹿です。第2戦では入賞してポイントを獲得しているし、何よりも僕自身にとってホームコースでもあるだけに、シーズンの総決算としていいレースをしたいと思います。最後まで応援してください!

 
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