モータースポーツ > 国内フォーミュラ > Hondaサポートドライバー・レポート > 武藤英紀 | |
今シーズンの初優勝となったSUPER GT最終戦に続いて、フォーミュラ・ニッポン最終戦が鈴鹿サーキットで行われました。とうとうこれが今シーズン最後のレース。前回のもてぎではふがいないレースをしてしまったので、最後は内容も結果も悔いの残らないものにしようと決めていました。金曜日の練習走行では、タイムに少し不満が残るものの、順調にメニューを消化でき、うまく翌日の予選につながる内容をこなせました。 <予選> 午後はさらに雲が厚くなり、雨が心配されましたが、幸いにも終始ドライコンディション。まずはセットを詰めるべく何度かコースに出てから、フレッシュタイヤでアタック。わずかに午前中のタイムを更新できず、最後のフレッシュタイヤでのアタックにかけました。残り時間8分。各マシンがラストアタックに入る時間です。僕もコースに入り、最後のアタック。このアタックで1分43秒413と、午前中のタイムを少し削ることができました。順位は12番手。しかしグリッド降格のマシンがあるために、決勝は6列目、11番グリッドからのスタートになります。 <決勝> 決勝では狙い通りスタートがうまく決まり、オープニングラップを終えたときには2つポジションを上げていました。もっと追い上げていこうと思っていたのですが、雨の調子が強くなり、前の車を抜こうと近づいても水しぶきのせいもあって視界が悪く、なかなかセーフティに前に上がるのが難しい状況でした。しばらくは一定の距離を置きながら、相手のミスを狙っていたところ、17周目に前の車が滑ってオーバーラン、これで1つポジションを上げることができました。 今シーズン最後のレースは、半分も走れずに終わってしまいました。もちろん悔しさもありましたが、なんだかあっけなくリタイアしてしまった脱力感のほうが強く残ります。雨の中、せっかく応援してくださっている方々に、もっと走っている姿を見せたかったのですが、非常に残念な終わり方となってしまいました。 |
||||
<< TOPへ戻る |