写真提供:ARTA Project |
<予選> 持ち込み時からマシンは速く、期待が持てました。予選1回目、1セット目のタイヤのアタックでは、まだ余力が残りながらもトップに立つことができました。そして2セット目のアタックはマシンを微調整し、コースイン。唯一1分33秒台を出し、トップに立ちました。セクター1ではまだ詰められる余地がありましたが、それ以外はほぼ満足のいくアタックができました。
予選2回目は、決勝の確認もしておきたかったので、まずは決勝セットで走り出しました。その後、2セットのニュータイヤを使いました。そのうちの1セットでは他車にひっかかってタイヤの温めのタイミングがとれず。もう1セットではアタックする時間がとれなかったため、午前の2セット目のタイムがポールタイムとなりました。今シーズン5回目のポールポジションですが、意識せずに挑みたいと思います。
写真提供:ARTA Project |
<決勝> スタートはうまくいきました。マシンバランスもよく、2番手とのギャプも5、6周目まではどんどん開いていきました。しかしそのあたりからブレーキのフィーリングが悪くなり、ペダルを何度か踏み足さないとまともにブレーキがかからなくなってしまい、辛うじて2番手とのギャプをキープするのが精いっぱいでした。 その後、ブレーキのフィーリングはさらに悪くなり、通常なら走るべきではない状況に突入し始めましたが、どうしても勝ちたかったので、だましだまし走っていました。しかしながら、努力の甲斐もなく、とうとうブレーキが完全に効かなくなり、僕のレースは終わってしまいました。正直言葉にならないくらい悔しい気持ちでしたが、出てしまったトラブルは受けとめるしかありません。チームとしてもすごくがんばってくれたので、僕と同じ悔しさでいっぱいだったと思います。 残りは鈴鹿だけですが、僕には優勝するために必要なものがそろいつつあると思っています。鈴鹿はきっといいレースになると信じています。
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