国内フォーミュラ Honda Racing
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小暮卓史 第7戦 スポーツランドSUGO
 
写真提供:ARTA Project

<予選>
 今回もマシンの調子はよく、速さには自信がありました。予選1回目、1セット目のタイヤは、マシンが極端にアンダーステアだったため、再度バランスを見直し、2セット目のアタックに臨みました。そして、残り時間も少なくなって来たところで再度アタック。1コーナーから最終コーナーまで、ほぼ完ぺきな走りができました。データーロガーでもそれまでの走りを0.5秒以上上回っていたことが分かりました。最終コーナーでピットインする他車に引っかかり、1分9秒907に終わりましたが、それでも何とか予選1回目は1番手につけることができました。

 2回目の予選ではポツポツと雨が降り出し、路面はウエットとなってしまいましたが、この時点で私のポールポジションは確定しました。あとは決勝に向けてのレインセッティングのため時間を使いました。レインでの走行も悪くなく、明日に期待が持てました。





写真提供:ARTA Project

<決勝>
 スタートは、ホイールスピンが多かったようです。自分としてはまずまずでしたが、セカンドローの車がとても速かったです。このとき何より痛かったのが、他車との接触で大きくアライメント(車軸の角度)を崩してしまったことです。
 レインタイヤでは、4番手でもついていける感じでしたが、ドライタイヤではさらにバランスが悪化して辛い状況でした。そんなとき、ピットインするよう指示があり、ピットに入ったら失格ということでした。

 何がなんだかわからないまま私のレースは終わりました。イエローフラッグ無視ということでした。ドライタイヤに換えてコースインの直後、レインタイヤのマシンにイエローフラッグ区間で抜かれて、その直後また道を譲られました。私の意図とは別に、私の視界で抜かれて、いきなり減速とあまりにも急なことでした。
 このようなレースは初めての経験でした。しかし、これでレースが終わった訳ではなく、まだ2レースもあります。残された2戦では2つとも勝利するつもりでいます。今シーズンはこれだけ悪いことが起こり続けているのだから、後はいいことしか起こりようがないと信じています。

 
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