国内フォーミュラ Honda Racing
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小暮卓史 第6戦 富士スピードウェイ
 
写真提供:ARTA Project

<予選>
 タイヤは4セット中、2セットを午前のセッションで使う予定でした。1セット目でアタックしたときは、激しくロックさせてしまい、フラットスポットを作りながらも2番手タイムをマークできました。そして、2セット目のアタックで唯一1分28秒台に入ることができてトップに立ちました。前回から流れはよく、速さもあるので、なんとしてもポールポジションを獲りたいと思いました。

 午後は気温も下がり、中古タイヤながらもいきなり午前のニュータイヤのタイムを更新しました。タイム的にも2番手を大きく引き離し、トップタイムを出せました。マシンバランスは悪くなく、ニュータイヤならさらに大幅なタイムアップが望めるはずと思い、3セット目を履いてアタックしました。すると1分28秒1で、さらにタイム更新。このままポールが取れるなら、4セット目は決勝に残しておきたかったのですが、念のため4セット目のニュータイヤを装着してコースイン。結果として、3セット目のタイヤのタイムでポールは確定していたのですが、今回の予選は、前回のオートポリスに続き速さがあることをアピールできた思います。

写真提供:ARTA Project

<決勝>
 ウエット路面ながら、路面が乾くことを予想して、ほぼ全車がスリックでのスタートとなりました。フォーメーションラップでタイヤを意識的に温めようとしましたが、とんでもない失敗を犯してしまいました。フロントを温めようとして無理にステアを入れ過ぎたためスピン、エンジンストールしてしまい、そこから再スタートできずリタイアとなってしまいました。
 今回は、完全に私のミスでした。あまりの悔しさに、自らにこれほど腹が立ったことはありません。それよりも何よりも、このレースウイークに動いてくれたチームの人たちと、サポートして下さっているスポンサーさんにはに本当に申し訳ないと思っています。この悔しさは、次戦の菅生で晴らしたいと思います。これをターニングポイントにして、結果を残していきます。

 
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