国内フォーミュラ Honda Racing
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小暮卓史 第3戦 ツインリンクもてぎ
 
写真提供:ARTA Project

<予選>
 前日からドライでのマシンの状態は良く、今回はポールポジションも狙えると内心わくわくして迎えた予選。走り出しは、朝の雨が残っていてウエットとなりました。ウエットでもマシンの状態は良く、まずは2番手のタイムをマークできました。
  その後、路面はどんどん乾いてきて、ほかのマシンはみなドライに履き替え、タイムも上がってきました。少し早めではありましたが、僕もドライタイヤでのタイムアタックのためコースインしました。なかなかタイミングがつかめず、6周目あたりまで引っ張ってしまいましたが、最後の最後でクリアラップを取って、ちゃんとしたアタックができました。結果、1番手のタイムをマーク。
  シフトの問題と、ほんの小さなミスもあって、自分としてはまだまだタイムを伸ばせる自信がありましたが、まずはトップタイムを出せて良かったです。午後も雨の予報でしたが、たとえそれがドライだったとしても、午前の走行でトップを狙ってくつもりでした。

 午後は予報通り雨が降り、ウエット走行に終始した予選2回目でした。ここでは決勝時に雨が降ることを想定して、マシンの確認走行を行いました。
  この雨のせいで、午前のタイムを上回ることが不可能になったので、ポールポジションも決定。このポールポジションで速さを証明できたので、本当に嬉しかったです。しかし、重要なのは決勝で優勝すること。気を抜かずに明日に臨みたいと思いました。

写真提供:ARTA Project

<決勝>
 ポールからのスタートということもあり、最大のチャンスを迎えました。スタートもうまく決まり、ウエットでの走行は多少オーバーステア傾向が出ていたものの、2番手を引き離しにかかり、内心勝利は手中にあると確信していました。しかし、ジャンプスタートによりドライブスルーペナルティ。自分では絶妙のスタートだと思っていたので、このペナルティにはガッカリしました。でもまだ序盤の4周目でしたし、絶対に優勝したかったのであきらめずに戦列に戻りました。ところが走行を続けるにつれ、ブレーキが不調になり、すぐに走行できないほどになってしまい、無念のピットイン。結果リタイアとなってしまいました。

 今回、速さは証明できたものの、まだまだ改善すべき点が多いことを実感させられたレースとなってしまいました。しかし、次の鈴鹿では今回の経験を生かし、必ず僕たちは勝利できると確信しています。今回はARTAの応援団席にたくさんのお客さんが来て下さったのに、優勝できなくて本当に申し訳なかったです。次回は優勝しますので、これからも応援をよろしくお願いします。

 
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