Round06オーストリア
FIA-F2 予選
2018年6月29日(金)
会場:レッドブル・リンク
FIA F2選手権第6戦が、オーストリアのレッドブル・リンクで初日を迎えました。6月29日(金)の午後1時からスタートした45分間のプラクティスでは、福住仁嶺(BWT Arden)、牧野任祐(RUSSIAN TIME)がともに順調に周回を重ねていきます。しかしセッション終盤、福住のマシンにトラブルが発生しスローダウンせざるを得なくなり、結果的にこのセッションは牧野が12番手、福住は14番手で終えました。
予選は午後4時55分から、気温20℃のコンディションで行われました。1回目のアタックで牧野は1分14秒440、福住は1分14秒997をマーク。セッション終盤、ニュータイヤに履き替えてのアタックでは、牧野が1分14秒201、福住は1分14秒400とともにタイムアップを果たし、最終的に牧野が10番手、福住は17番手で予選を終えました。レース1では、牧野が5列目、福住が9列目からそれぞれスタートし、ポジションアップを狙います。
レース1は30日(土)の午後4時45分(日本時間午後11時45分)にスタートします。
牧野任祐(予選10番手)
「エンジニアと1時間ぐらい話し合いました。そのほとんどは、レースのスタートをどうするか、でした。クラッチトラブルに何度も見舞われていますから。フランスでのクラッチの問題も、結局まだよく分かってないので、ちょっと心配です。エンジンはやはり壊れていて、今回載せ替えました。フリー走行から予選にかけては、流れは悪くなかったです。ただもうちょっと詰められるところはいくつかありました。このサーキットは1周も短いし、コーナー数も少ないので、差が出にくいですね。そこでいかにタイムを詰めていくかが難しいです。10番手という予選結果も、クルマの本来の実力からすればもうちょっと前、7番ぐらいはいけていたと思います。特にミスはなかったのですが、1コーナー、3コーナー、4コーナー、その辺りのブレーキングですね。要所要所でもうちょっとタイムが詰められたかなと思います。レースではタイヤの落ちが激しい印象です。戦略はみんな同じような感じでしょうから、とにかくスタートをしっかり成功させて、できるだけ前でフィニッシュする。それだけです」
福住仁嶺(予選17番手)
「フリー走行で止まってしまったのは、ガス欠でした。どうしてそんなことになってしまったのか、僕には分かりません。最初はエンジンが壊れたのかと思ったんですけど、単純にガス欠でした。そのためにスタート練習はできなくなってしまいましたけど、まあ大きな影響はないです。予選は最初からペースが悪くて、基本的には自分のドライビングの問題だと思っています。自分としては全くノーミスで、かなりいい走りができたと思ってたのですが、タイムを見たときには愕然としました。ブレーキポイントとか、前回からかなり改善されている実感があって、なのでここも自信があったんですけど。いざデータを見せられて、エンジニアと一緒にじっくり分析すると、自分の走りでまだまだいけてない部分もあったと思います。2回目のアタックでタイムを更新はしましたけど、十分ではなかったですね。自分が本来いるべきところに、いれていない。チームメートとの差も、自分のドライビングだと思います。セットアップはもともと違うのですが、それ以上にお互いに言っていることが違い過ぎて、クルマのバランスについてのコメントが真逆だったりする。これからさらにデータを精査して、どこにどれだけ差があるのか探っていこうと思います。決勝に向けては、レース1は長いレースなので毎回いろんなことが起きます。とにかく走り続けてマイレージをかせいで、クルマだったり自分のドライビングだったり、吸収できるものを吸収して、チームとともに一生懸命がんばるつもりです」
順位 | No. | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | G.ラッセル | ART Grand Prix | 14 | 1'13.541 |
2 | 19 | L.ノリス | Carlin | 14 | +0.238 |
3 | 18 | S.カマラ | Carlin | 13 | +0.282 |
4 | 7 | J.エイトケン | ART Grand Prix | 14 | +0.420 |
5 | 16 | A.マイニ | Trident | 14 | +0.458 |
6 | 11 | M.ギュンター | BWT Arden | 13 | +0.473 |
10 | 2 | 牧野任祐 | RUSSIAN TIME | 14 | +0.660 |
17 | 12 | 福住仁嶺 | BWT Arden | 14 | +0.859 |