Round01バーレーン
FIA-F2 決勝・レース1
2018年4月7日(土)
Sakhir International Circuit
2018年シーズンのオープニングレースとなるレース1が行われました。予選の結果、福住仁嶺は7番手、牧野任祐は8番手からのスタートです。
午後1時10分にフォーメーションラップがスタート。しかし、スタート直前にストールしたマシンが出たため、エクストラフォーメーションラップが追加されます。好スタートを切った福住は、ターン1を4番手で通過。牧野は好スタートを切ったものの、ターン1で行き場を失う形になりポジションダウン。1周目は10番手でした。
その後、タイヤマネージメントでペースをセーブした福住は6番手にポジションを下げます。15周が終わり、福住はタイヤ交換のためにピットイン。しかし、マシンにトラブルを抱えた福住は、次周に再びピットに戻りました。これにより大きくポジションを落とし、17番手でチェッカーを受けましたが、ピットロードでのスピードオーバーによりペナルティーを科され18位でレースを終えました。
11番手を走行していた牧野は、13周目のターン1でイン側から強引に入った他車と接触し、右リアタイヤがバースト。ピットに戻りましたが、その間に最後尾までポジションを下げてしまいます。その後、マシンのトラクション不足に苦しみながらも19位で完走を果たしています。
レース2は4月8日(日)午後2時15分にスタートします。
福住仁嶺(レース1 18位)
「(F2での)レースは初めてなので少し不安はありましたが、いいスタートを切れたと思います。どれくらいのペースで行くかは探り探りだったので、抜かれもしましたが、でも勝負は最後の5周ぐらいだと思っていたので、我慢してタイヤをいたわりながら走り続けました。
タイヤ交換のタイミングを待っていたら、『あと2~3周行け』という指示があり、結構きつかったのですが、そのまま走り続けました。そしたら突然、リアのトラクションがなくなって、ブレーキも効かなくなりました。最初はパンクかと思っていたらDRSのトラブルで、DRSが開いたままになってしまいました。とにかくそれが、すべてでしたね。タイヤを交換して出て行ったら、DRSが開いたままだと言われて、緊急ピットインしました。直すのに、結構時間がかかり、その後はDRSを使わずに走りました。
スタートもよく、ペースも悪くなかったので、トラブルがなければポジションは守れたと思います。もったいなかったです」
牧野任祐(レース1 19位)
「一番心配していたスタートはうまく行って、それはよかったです。ただそのあと行き場がなくなって、それで詰まってしまったのは残念でした。そのあと奥のヘアピンで他のクルマと接触したりして、それもあったのかトラクションがずっと悪かったです。それでもプライムのペースはそんなに悪くなかったです。ピットからもずっと『ペースセーブ』と言われてたので、もう少し行けましたが、抑えていました。でも衝突されて、終わってしまいました。普通に進入して、気付いたら後ろから当てられて、クルマが飛んで、パンクしたままほぼ丸1周走らなければならなかった。どうしようもなかったですね。
(アクシデントがなければ)8位以内は、十分に行けたと思います。レース2はプライムだけなので、データをしっかり見てセッティングを調整してレースに臨もうと思います」
順位 | No. | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 19 | L.ノリス | Carlin | 31 | 57'46.206 |
2 | 18 | S.カマラ | Carlin | 31 | +8.321 |
3 | 1 | A.マルケロフ | RUSSIAN TIME | 31 | +8.532 |
4 | 5 | A.アルボン | DAMS | 31 | +9.349 |
5 | 8 | G.ラッセル | ART Grand Prix | 31 | +13.947 |
6 | 4 | N.デ・ブリース | PERTAMINA PREMA Theodore Racing | 31 | +14.661 |
18 | 12 | 福住仁嶺 | Arden International | 31 | +110.462 |
19 | 2 | 牧野任祐 | RUSSIAN TIME | 30 | +1 LAP |