ROUND15

マレーシアマレーシア セパン・インターナショナル・サーキット 2017.09.29(金)

2017 MALAYSIAN GRAND PRIX - 1日目フリー走行

2017 MALAYSIAN GRAND PRIX - 1日目フリー走行

「非常に満足な一日」

#MalaysianGP

セパン・サーキット、9月29日(金)

金曜日のフリー走行は2回ともセッションが短縮されたものの、McLaren-Hondaの両ドライバーは決勝に向けて前向きなスタートをきりました。

午前中のFP1は、直前の豪雨によりコースが水浸しになったため、予定より30分遅れて開始しました。一方、午後のFP2では、ロマン・グロージャン選手(Haas)のマシンが12コーナーで、緩んでいた排水溝のふたを踏んだことによるクラッシュの影響で、残り約15分のところで赤旗が出されました。

それでも、両ドライバーともに各セッションでプログラムを順調に消化し、アップデートを行なったマシンを駆るフェルナンド・アロンソはFP2では5番手という見事なラップタイムを出しました。

コメント

フェルナンド・アロンソ

MCL32-02
FP1 1分50.597秒(トップとの差 +1.635秒) 6周 3番手
FP2 1分32.564秒(トップとの差 +1.303秒) 14周 5番手

フェルナンド・アロンソ 「今日はいい一日でした。1回目のセッションでは、マシンでいくつかの確認を行いました。コースがそれほどウエットコンディションではないときに走行し、3番手に入れたことは良かったと思っています。

2回目のセッションはドライコンディションでしたが、マシンからは引き続きいい感触を得ていました。明日に向けて、大掛かりな変更をする必要はないと考えています。

今回さまざまな設定を試し、そのすべてでポジティブな結果が得られました。今夜、データを確認し、どの設定にするのかを決定しなければなりません。このサーキットではマシンの手ごたえを感じていますし、スーパーソフトタイヤを装着しているときにはかなりのグリップがあります。

2回目のセッションの最後には、赤旗によって走行時間を少し失いました。ただ、それは大半のチームが同じ状況です。FP3で残りのプログラムを消化する予定なので、雨が降らないことを願っています」

ストフェル・バンドーン

MCL32-03
FP1 1分53.771秒(トップとの差 +4.809秒) 10周 12番手
FP2 1分33.673秒(トップとの差 +2.412秒) 15周 13番手

ストフェル・バンドーン「今朝は少し難しい状況でした。特に、このサーキットの路面はウエットコンディションではかなり滑りやすいように感じました。午前中は、どのドライバーもタイヤをセーブしていたため、限られた走行となりました。土日の天気は予測不可能な状態なので、雨用のタイヤをセーブする必要があります。

午後はロマン・グロージャン選手のアクシデントによってセッションが短縮されたので、コース上での走行時間を失った部分があります。ショートランの準備には手をつけることができましたが、ロングランは一切できなかったので、その部分ではまだ向上の余地があると考えています。

今日は、フェルナンドと私でスペックの異なるフロアをテストしました。新しいパーツは1セットしかなかったので、今日はフェルナンドがそれを装着して走行しましたが、いい効果が得られているようです。

自分たちの勢いを明日につなげるためにも、明日は今日よりも安定したコンディションとなるよう願っています」

THE MANAGEMENT

エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director
エリック・ブーリエ「両セッションで走行時間が短縮されたものの、非常に満足な一日でした。今日はフェルナンドのマシンで新しいコンポーネントをテストしました。どのパーツも効果があることを確認できたと思います。今回はフェルナンドのマシンの方がこのサーキットの特徴により合っているので、その新しいパーツの有無が、2人のドライバーのタイム差につながった大きな理由かもしれません。

FP2の最後に赤旗が出されたため、燃料を多く積んだ状態での走行を十分に行うことができませんでした。ただ、それは我々だけではありませんし、明日に向けて、自分たちの走行プランを調整する必要があると思っています。

いずれにしても、フリー走行の時間が十分に取れない場合には、レースのおもしろさが増すことがよくあります。それは、我々にとっては確実にチャンスとなります」

長谷川 祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
長谷川 祐介 「スコールに見舞われたシンガポールに続き、今回も不安定な天候との戦いになっています。

FP1は激しい雨によりセッション開始が遅れたため、周回数は通常よりも少なくなりました。ただ、降雨を想定して二種類のタイヤを試せたので、明日以降に向けて貴重なデータを収集できたと思います。

午後のセッションは一転、ドライコンディションとなりましたが、両ドライバーともに安定した走りを見せてくれました。特にフェルナンドが記録したラップタイムは、まだ金曜とはいえ、チームにとって明日に向けた励みになるものです。

気温が高く、PUにも厳しい状況下で走行していますが、1日を通してPUには特に問題は見られませんでした。トラブルなくセッションを終了できたことは前向きに捉えています。

中団のタイムを見ると非常に拮抗しており、明日の予選は少しのセッティング差で結果が変わってくると思います。ベストなセッティングを見つけるべく、マクラーレンと一緒に今日収集したデータの分析を進めます」

リザルト

フリー走行1

順位 No. ドライバー チーム タイム/差
133マックス・フェルスタッペン Red Bull1'48.962
23ダニエル・リカルド Red Bull+0.757
314フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda+1.635
47キミ・ライコネン Ferrari+1.772
55セバスチャン・ベッテル Ferrari+2.047
644ルイス・ハミルトン Mercedes+2.556
777バルテッリ・ボッタス Mercedes+3.045
818ランス・ストロール Williams+3.333
910ピエール・ガスリーToro Rosso+3.418
1046セルゲイ・シロトキンRenault+4.559
1130ジョリオン・パーマー Renault+4.663
122ストフェル・バンドーン McLaren-Honda+4.809
1331エステバン・オコン Force India+4.934
1438ショーン・ゲラエルToro Rosso+5.648
1511セルジオ・ペレス Force India+5.707
1637シャルル・ルクレールSauber+6.318
1794パスカル・ウェーレイン Sauber+6.690
188ロマン・グロージャン Haas+7.249
1950アントニオ・ジョビナッツィHaas+7.377
2019フェリペ・マッサ Williams

フリー走行2

順位 No. ドライバー チーム タイム/差
15セバスチャン・ベッテル Ferrari1'31.261
27キミ・ライコネン Ferrari+0.604
33ダニエル・リカルド Red Bull+0.838
433マックス・フェルスタッペン Red Bull+0.848
514フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda+1.303
644ルイス・ハミルトン Mercedes+1.416
777バルテッリ・ボッタス Mercedes+1.459
811セルジオ・ペレス Force India+1.601
927ニコ・ヒュルケンベルグ Renault+1.799
1031エステバン・オコン Force India+1.835
1130ジョリオン・パーマー Renault+2.120
1219フェリペ・マッサ Williams+2.133
132ストフェル・バンドーン McLaren-Honda+2.412
1418ランス・ストロール Williams+2.557
1510ピエール・ガスリーToro Rosso+2.782
1655カルロス・サインツ Toro Rosso+2.843
178ロマン・グロージャン Haas+2.857
1820ケビン・マグヌッセン Haas+3.082
1994パスカル・ウェーレイン Sauber+3.985
209マーカス・エリクソン Sauber+4.436

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フェルナンド・アロンソ

フェルナンド・アロンソ

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ストフェル・バンドーン

ストフェル・バンドーン

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