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October 31 2015 QUALIFYING Formula 1 Gran Premio De México 2015
メキシコGP
2015年10月31日(土)・予選 会場:オートドロモ・エルマノス・ロドリゲス 全長:4.421km
今回はMcLaren-Hondaにとって難しい週末ですが、今日も引き続き厳しい一日となりました。
フェルナンド・アロンソは予選16番手でしたが、ICE(内燃機関)とギアボックスの部品交換によって15グリッド降格ペナルティを受けるため、23年ぶりに開催される明日のメキシコグランプリでは、グリッドポジションが19番手に下がります。
今日はジェンソン・バトンにとって、またもや難しい一日となりました。昨日の高電圧のセンサーの不具合に続いて、今日はFP3でマシンのミスファイアトラブルが発生。根本原因をすぐに解明することができないと判断し、Q1に間に合うようにマシンを準備することができませんでした。そのため、バトンはFP1で使用した既存のICEを使って明日のレースに臨みますが、パワーユニット交換によるペナルティを既に受けているため、20番グリッドからのスタートとなります。
順位 | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 | 周回数 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ニコ・ロズベルグ | Mercedes | 1'20.436 | 1'20.053 | 1'19.480 | 23 |
2 | ルイス・ハミルトン | Mercedes | 1'20.808 | 1'19.829 | 1'19.668 | 22 |
3 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | 1'20.503 | 1'20.045 | 1'19.850 | 18 |
4 | ダニール・クビアト | Red Bull | 1'20.826 | 1'20.490 | 1'20.398 | 21 |
5 | ダニエル・リカルド | Red Bull | 1'21.166 | 1'20.783 | 1'20.399 | 23 |
6 | バルテッリ・ボッタス | Williams | 1'20.817 | 1'20.458 | 1'20.448 | 26 |
7 | フェリペ・マッサ | Williams | 1'21.379 | 1'20.642 | 1'20.567 | 26 |
8 | マックス・フェルスタッペン | Toro Rosso | 1'20.995 | 1'20.894 | 1'20.710 | 28 |
9 | セルジオ・ペレス | Force India | 1'20.966 | 1'20.669 | 1'20.716 | 21 |
10 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Force India | 1'21.315 | 1'20.935 | 1'20.788 | 20 |
11 | カルロス・サインツ Jr. | Toro Rosso | 1'20.960 | 1'20.942 | 20 | |
12 | ロマン・グロージャン | Lotus | 1'21.577 | 1'21.038 | 18 | |
13 | パストール・マルドナド | Lotus | 1'21.520 | 1'21.261 | 19 | |
14 | マーカス・エリクソン | Sauber | 1'21.299 | 1'21.544 | 19 | |
15 | キミ・ライコネン | Ferrari | 1'21.422 | 1'22.494 | 13 | |
16 | フェルナンド・アロンソ | McLaren-Honda | 1'21.779 | 10 | ||
17 | フェリペ・ナスル | Sauber | 1'21.788 | 12 | ||
18 | アレキサンダー・ロッシ | Marussia | 1'24.136 | 10 | ||
19 | ウィル・スティーブンス | Marussia | 1'24.386 | 9 |
フェルナンド・アロンソ
MP4-30-01
FP3 15番手 1分23.065秒(トップとの差 +1.982秒)26周
予選
Q1 16番手 1分21.779秒(オプションタイヤ) ※PUおよびギアボックスの交換により15グリッド降格ペナルティを受けるため、19番手からスタート
Q2 -
Q3 -
「今回はペナルティによって決勝を最後尾からスタートすると分かった状態で、予選に臨みました。ですから、もともと午後の予選から得られるものはほとんどなく、それよりもマシンに対する感触をつかむことが目的でした。理由もなくタイヤを使って、エンジンの走行距離を増やしても、あまり意味がないのです。
明日のレースでは雨と波乱の展開が必要となります。ドライ用とウエット用の新品タイヤは両方ともたくさんあるので、明日、何ができるのか見てみましょう。レースでポジションを少しでも上げられるよう願っています」
ジェンソン・バトン
MP4-30-04
FP3 20番手 1分29.336秒(トップとの差 +8.253秒)4周
予選
Q1 20番手 タイムなし ※PU交換により70グリッド降格ペナルティを受ける
Q2 -
Q3 -
「今朝、私のマシンのエンジンがミスファイアしたため、同エンジンを交換して、明日に向けてすべて機能することを確認しなければならず、それによって予選に出場することができませんでした。
予選で何が起ころうと、私はペナルティを受けるため、最後尾からスタートすることは分かっていました。それでも、やはり私はレーサーなので、コース上に出て、できる限りのことをやってみたかったという想いはあります。
今週末はほとんど走行できていませんし、燃料を多く積んだ状態ではまだ走っていないので、明日は私にとって難しいレースになるでしょう。
今のところ厳しい週末ではありますが、それでも明日の決勝を楽しみにしています。新しいサーキットでレースをするのは楽しいですし、何が起こるか分からないので、エキサイティングな展開になるでしょう」
エリック・ブーリエ | McLaren-Honda Racing Director
「午後はフェルナンドがここで良いラップを走ってくれたおかげで、Q1では16番手のタイムでした。
つじつまが合わない発言に聞こえるかもしれませんが、我々のマシンのパフォーマンスは、長さ1.2km(0.75マイル)のメインストレートがあるサーキットには適していないため、実際には論理的で真実を語ったコメントなのです。
また、フェルナンドがパワーユニット交換によるペナルティを受けると分かっていたので、彼のマシンのセットアップを通常よりもレース用の設定寄りにしていました。そういう状況だったので、我々はセクター2とセクター3のペースについては、かなり満足しています。
それでも、Q2に進出できるほど十分ではなかったですし、フェルナンドおよび我々全員にとって、フラストレーションがたまる結果でした。
それよりも悩ましいのは、今朝、ジェンソンのマシンのエンジンがFP3でミスファイアしたことです。これについては、原因をすぐに突き止めることができませんでした。最初は信号系の不具合が原因ではないかと疑っていたのですが、トラブルの原因はまだ解明できていません。問題が発生した後、まずは予防策として、ジェンソンがFP1で使ったエンジンを予選に向けて再度取り付けようと考えましたが、残念ながら、時間内に問題を解決することができませんでした。その結果、ジェンソンは予選に参加することができず、明日のレースをP20からスタートします。
さらに、フェルナンドもパワーユニット交換によるペナルティのため、P20のジェンソンと並んで、明日の決勝をP19からスタートします。そんな逆境でも、明日の決勝では両ドライバーとも不屈の精神で、最後尾から懸命な追い上げを見せてくれるでしょう」
新井康久 | 株式会社本田技術研究所 専務執行役員 F1プロジェクト総責任者
「昨日のFP2で良い感触を得て、本日のFP3と予選に臨みましたが、バトン選手のICEにミスファイアのトラブルが発生し、FP3を走行することができなくなってしまいました。
センサー信号系が原因と思われますが、マシン全体の伝送系など多岐にわたるチェックが必要となったため、予選の走行を中止し、解析作業を続けています。
アロンソ選手はFP3も含めて順調にセッティングを進めましたが、懸念されていた高地での出力低下の影響でQ1突破をすることができませんでした。
レースペースの確認では良い感触がありましたので、グリッドペナルティーを受けるものの、レース戦略とあわせて少しでも良い結果が得られるようにがんばります」