ROUND 07

スペインアラゴン モーターランド・アラゴン 2017.10.08(日)・Moto2 決勝

第7戦 アラゴン

レース1でカルダスが、レース2でグラナドが勝利。尾野は11位/6位

FIM CEVレプソルインターナショナル選手権(CEV)第7戦は、アラゴンのモーターランド・アラゴンで開催されMoto2クラスは2レースが行われました。

ポールポジションはリッキー・カルダス(TEAM STYLOBIKE)。ディマス・エッキー・プラタマ(Astra Honda Racing Team)は11番手の4列目、尾野弘樹(NTS Sportscode T.Pro)は13番手の5列目からのスタートとなりました。

レース1をリードしたのはエリック・グラナド(Promoracing)で、それをカルダスが追いました。カルダスが2ラップ目にトップに立ち、カルダス、グラナド、ジョー・ロバーツ(AGR TEAM)が続きます。グラナドがトップを奪い返し、カルダスとのバトルを繰り広げ、それを、ロバーツ、スティーブン・オデンダル(NTS Sportscode T.Pro)、ヘクター・ガルゾ(Team Wimu CNS)、コランタン・ペロラーリ(PROMOTO SPORT)、ルーカス・ツロヴィッチ(FORWARD JUNIOR TEAM)、プラタマらが続きました。大きなトップ集団となり、各コーナーでポジションを入れ替えながら周回を重ねました。

再度、オデンダルから首位を奪ったカルダスはファステストラップを叩き出して逃げようとしますが、オデンダルもぴたりとマークし大きく離れません。やがてセカンド集団が、トップ争いに追いつき、その争いは8台に膨れ上がります。その集団からオデンダルが抜け出し、カルダス、グラナドが追走。トップ争いは3台に絞られました。グラナドがペースをアップしてカルダスを捕らえ、2番手に浮上、オデンダルの背後に迫りました。

オデンダルは、ファステストラップを塗り替え、トップを死守。しかし、最終ラップにカルダスがオデンダルを捕らえ逆転で優勝を果たしました。2位にオデンダル、3位にグラナドが続き、表彰台に登りました。4番手争いを制したのはロバーツ、プラタマは5位、尾野は11位でチェッカーを受けました。

レース2で好スタートを切ったのはロバーツ、それをカルダスが追い、激しいトップ争いを見せます。カルダスは首位に立ち、それを数珠つなぎの集団が追いかけます。しばらくするとグラナドが首位を奪い、カルダスとトップ争いを演じます。2台は集団を抜け一騎打ちの様相に。

グラナドとカルダスのトップ争いにセカンド集団が追いつき、トップ争いは8台へと膨れ上がります。グラナドとカルダスはポジションを入れ替えながら集団をけん引。その争いにコランタン・ペロラーリ(Transfiormers)が割って入ります。トップのグラナドにカルダス、ペロラーリ、ガルゾ、ツロヴィッチが続き、トップ争いが継続。そこにプラタマと尾野が追いつきます。プラタマは5番手に浮上するも、尾野がファステストラップを叩き出し、プラタマから5番手の座を奪います。

終盤になるとトップを争うグラナド、カルダスが抜け、3番手争いが4台。グラナドはカルダスの猛追をかわし優勝、2位にカルダス、3番手争いを制したのはガルゾ、4位にペロラーリ、5位にプラタマ、尾野は6位に入りました。

コメント

尾野弘樹(11位/6位)
尾野弘樹 「チームの事情で、木曜日の走行時間が削られ、金曜日のフリー走行2のセッション序盤に転倒しライディングもセッティングが全く定まらないまま予選を迎えました。予選でもいいフィーリングをつかむことができず13番手と下位に沈んでしまいました。決勝朝のウォームアップを終えてもいいセッティングが見つからず、レース1を走ることになりました。レース1でもセッティングを変更して挑みましたが11位。納得のいかない順位でしたが、レース終盤でようやくいいフィーリングを得ることができ、それをもとにレース2に臨みました。ファステストラップを出す場面もあり序盤から前のグループに食らいついて、最終的には表彰台を狙える位置を走りました。レース後半はタイヤのライフが厳しくなり、勝負することができずに6位で終わってしまいました。ですが、非常に内容の濃いレースができましたし、ウイークの悪い流れから最後の最後に脱出することができました。今回の経験を最終戦にしっかりと活かしたいと思います」

リザルト

レース1

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
188リッキー・カルダスKalex16 30'46.588
244スティーブン・オデンダルNTS16+0.200
351エリック・グラナドKalex16+0.454
427ジョー・ロバーツKalex16+7.343
520ディマス・エッキー・プラタマKalex16+7.526
614ヘクター・ガルゾTech316+7.701
79コランタン・ペロラーリTransfiormers16+8.083
822フェデリコ・フリーニKalex 16 +13.562
996ダビド・サンチスSuter16+13.762
103ルーカス・ツロヴィッチKalex16+18.162
1176尾野弘樹NTS16+23.702
1236ジェイソン・ウリベKalex16+23.864
1318シャビエル・カルデラスKalex16+26.826
1498 カレル・ハニカ Kalex16 +31.100
1671ポントゥス・デューランドKalex16+1'03.628
RT46マルセル・ブレナーKalex 7 -
RT2 セドリック・タンジェ Ariane 6 -

レース2

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
151エリック・グラナドKalex1630'49.089
288リッキー・カルダスKalex16+0.053
314ヘクター・ガルゾTech316+6.001
49コランタン・ペロラーリTransfiormers16+6.160
520ディマス・エッキー・プラタマKalex16+6.368
676尾野弘樹NTS16+7.205
722フェデリコ・フリーニKalex16+9.496
846マルセル・ブレナーKalex16+13.643
996ダビド・サンチスSuter16+17.430
1098カレル・ハニカKalex16+19.530
1118シャビエル・カルデラスKalex16+27.558
1236ジェイソン・ウリベKalex16+27.768
1371ポントゥス・デューランドKalex16+58.852
RT3ルーカス・ツロヴィッチKalex7 -
RT44スティーブン・オデンダルNTS5 -
RT2セドリック・タンジェAriane4 -
RT27ジョー・ロバーツKalex2 -

ポイントランキング

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
151エリック・グラナドKalex201
288リッキー・カルダスKalex185
344スティーブン・オデンダルNTS137
414ヘクター・ガルゾTech3113
527ジョー・ロバーツKalex95
620ディマス・エッキー・プラタマKalex93
722フェデリコ・フリーニKalex89
876尾野弘樹NTS68
93ルーカス・ツロヴィッチKalex57
1096ダビド・サンチスSuter40
1118シャビエル・カルデラスKalex39
1236ジェイソン・ウリベKalex38
139コランタン・ペロラーリTransfiormers37
1446マルセル・ブレナーKalex28
1555ハフィズ・シャーリンKalex25
1699オスカー・グティエレスAriane225
1717マルク・ルナTech325
1871ポントゥス・デューランドKalex18
1975イヴォ・ミゲル・ロペスSuter17
2037アウグスト・フェルナンデス・グエッラSuter16
2298カレル・ハニカKalex8
2332ファウスト・グラントンKalex8
2823ジルカ・ムルキフカKalex1

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