低く構えたノーズからテールへと跳ね上がるスタイリング。コンセプトは“AGGRESSIVE SPEEDY SHAPE”。重心を前寄りにすることで具現化した魅せるデザインとし、フロントマスクはアイデンティティーであるポジションライトのエンド部形状を刷新し、エッジを効かせた先鋭的な印象を強めた。また、ボリューム感のあるミドルカウルと薄くコンパクトなシートカウルの対比が、クラスを超えた迫力あるフォルムを生み出している。
ボディーサーフェイスは平面を基調とし、エッジを際立たせることで“スピード感”を表現した。機能面ではエアアウトレットにブレードを備えたミドルカウルや、ダクトを設けたシートカウルなどの空力性能技術を投入し、走行時の空気抵抗の低減とライダーへのウインドプロテクション性能を高次元で両立している。
リニアなハンドリングの実現と、高速度域での安定感を追求して新たに設計。頂点部の高さを可能な限り抑えることで走行風をラジエーターへと導き、エンジン回りの冷却効果を高めている。
ウインドスクリーン上端を16mm高くするとともに、フューエルタンク上面の形状を最適化。ライダーがカウル内側に伏せた際のウインドスクリーンからヘルメットへと流れる走行風を整え、空気抵抗の低減とウインドプロテクション性能の向上を図っている。