- テーマ1 走行性能
- 年に数回ですが、1回あたり高速道路を(埼玉－目的地の往復で)1,100kmは走るので、特に高速走行時の危険回避のための加減速に対するアコードの反応がどのような感じなのか、非常に気になっていました。試乗車の試乗では、信号待ちからの発進で驚くくらいに軽やかな加速とブレーキペダルの踏み込み幅に応じた減速レベルを体感できたとはいえ、高速では違う可能性も考えていました。
ところが、実際に高速走行を行ってみたところ、本当に驚きました。
どんな状況からでもシンプルに、ドライバーの意図するままに反応してくれるので、期待以上でした。特に加速は、モーターの威力でもたつきを感じることはないですが、アクセルワークを間違うと唐突感が出てくるので、同乗者がいるときは要注意だと思います。
足回りはHondaらしい硬さで締まりがあって、ちょっとしたワインディング道路でも平然と走ってくれ、電動パワステも適度な重さを感じられるので、個人的には非常に気に入っています。
強いて言うなら、路面の凹凸を通過する際の音や振動は、アッパーミドルクラスのセダンと銘打つ以上は、もう少し車両側で吸収できても良いのかなと思います。
- テーマ2 燃費/経済性
- 実用燃費は、十分だと感じています。
ハイブリッドだからといっても、これまでと変わらず、普段通りにアクセルを踏んで運転していますが、満タン法で計算しても18km/L前後、インターナビのeco情報画面で確認できる燃費値が、低いほうでも15km/L台、高いほうでは24km/Lを記録しています。
JC08のカタログスペック値には届かないにしても、乾燥重量で1.6t以上もある車両がこれだけの燃費値でもって普通に走っていることだけでも、凄いと思います。
30.0km/Lの値は、自分のアコードでも実際に観てみたいところです。
これまで乗ってきた車と比較して、高速でACCによる定速走行を長く行うことでやっと出せたような燃費値をいとも簡単に越して、更に上乗せがあり、しかもレギュラーガソリンで良いので、経済性も良くなっています。利用シーンによって異なりますが、私の場合は、ガソリン消費量が少ない時はこれまでの4分の1前後の費用、多い時でも3分の2程度の費用に抑制されています。
- テーマ3 安全性能
- EXなのでLKASとCMBSが標準装備になっていますが、この2つの機能で高速走行時にACCを設定して運転をアシストされると、高速走行におけるドライバーの負担が相応に下げられていると感じるとともに、将来的な自動運転機能がそう遠くない未来に実現されるかもしれないなと感じました。
ただ、これらは絶対的なものではなく、実際に走行中にこれらの機能自体を過信してはいけないと思う状況にも遭遇しましたので、状況に応じて利用可否を判断すべき部分だと思います。
- ご購入される前にこのクルマにどんなイメージをお持ちでしたか？デザイン、性能等で期待されていたことを含め、お聞かせください。
- アコード ハイブリッドについては、2013年7月のクルマ家族会議に掲載いただいた通り、実物を見る前は期待度は低レベル→実物を見た瞬間にひとめぼれ、でした。
外観は購入時点でOKで、あとは実際に所有して運転回数や距離を重ねることでしか分かってこない部分に対する期待が高まっていきました。
特に「走行性能」は走りこんでいったらどう感じるだろうか、「燃費」はカタログスペックに対してどの程度いくだろうか、は非常に気にしていた部分です。
