
- テーマ1 走行性能
- ショートストローク、ロングストロークともにDOHC VTECに乗り続けて、ついにスクェアのi-VTECです。デチューンしてあるとはいえ俗にいうVTCまで付いているので日本版と比べたことはありませんがパワー不足はありません。
ハンドルからのインフォメーションも解りやすいしタイヤのグリップにも余裕がある。
ただしシートポジョンが高い為、旧車と比べスピード感覚が異り、最少旋回距離が大きいように感じる。
初心者が路地裏を運転するには大変だと思う。
また悪路ではリアの挙動が気になりアクセルを戻してしまう。もう少しサスの設定が柔らかであったらと思う。
- テーマ2 内装/居住性
- 内装はおしゃれに纏りスイッチも使いやすい。
メーターの表示の明るさも調整できるし配慮も感じる。
しかしやはり英国製の車のせいかメータ内の一部分がハンドルに隠れて見えない。自分の体格と合っていないということかな。イギリス人が長い足を投げ出して乗ること前提にしているのだろうから。
あとデザインは良くても、使用されている材料には不満がある。
特にウェザーストリップのゴム、そしてシフトレバーのカバーに問題を感じた。
Honda Carsで対処してはもらったが内装のクリアランスが気になったので、今後に期待します。
居住性は○。シートアレンジは多彩だし上手に選んで使えば荷物も積める。
- テーマ3 装備/オプション
- ミスト機構の付いたフロントワイパー、サイドミラーの曇り取り、左右別でコントロールするエアコン、パーキングセンサーシステムも付いている。
REVインジケーターがありますが、機能を理解するのに時間がかかった。
便利なのは給油するとトリップがリセットされることで燃費もすぐに出ること。
燃費は車の健康状態のバロメーターとして絶えず見ています。

- ご購入される前にこのクルマにどんなイメージをお持ちでしたか?デザイン、性能等で期待されていたことを含め、お聞かせください。
- ・FITのシャーシにK20Aエンジンを詰め込んだ車
・リアサスにトーションバーを用いた?な造り
はっきり言ってバランスが取れるかなと思いました。
自宅近くのHonda Carsに展示車があり、ウィンドウ越しに「有り得ないな。FITの特別版に300万かよ」
100psを超える車はリアサスペンションにいいものを用いたほうがよいという自論を持っていた私は「買った人はどうしているだろう」と思っていました。
そして時代はハイブリッドの全盛。CVTにアトキンソンサイクルの組み合わせが多くなってきたと思います。燃費は良いほどいいとは思います。それは否定しませんが、「軽トラ1台を抜けないで、延々と延びている車列を見るたびにやっぱりMT、やっぱりDOHC VTEC」と感じていました。永年の付き合いのHonda CarsのY氏に次の車を早く出してくれと要望していましたが、いつの間にか自車も齢14年 走行距離も32万kmを越え、このままではCVTしか買えなくなってしまうかもしれんと焦り始めました。DOHC VTECとMTの組合わせが必須だったのです。