特に、パートナーとして、愛せるデザインか否かは非常に重要だと考えています。特徴的なフロントに関しては、口をぽかーんと開けた北欧のサメのぬいぐるみのような顔つきで非常にかわいいと思います。また、クルマの色はネイビーと決めているため、ネイビーが選べるクルマが減りつつあるなか、ミッドナイトブルービーム・メタリックを設定してくれたことは非常にありがたく感じています。
ここまで、デザインの観点から述べましたが、ガジェットや道具としてのスペックにもかなりこだわりがあると自負しています。細かすぎるのでここでは割愛いたしますが、ZR-Vのスペックを先行情報のページで拝見し、総ての要件を満たしていると確信したため、購入を決意しました。
ちなみに、SUVであることへのこだわりは一切なく、条件が満たされているのであれば、セダンでも、クーペでも、ハッチバックでも良かったのですが、SUVならではの車高の高さゆえの利便性と、見切りの良さは、かなり恩恵を受けています。
19歳で免許を取った際、昔からデザインが好きだったクルマをファーストカーに選びました。クルマを道具として使った経験がないため、デザインが総ての判断基準だったのですね。
納車から1年経ち、徐々に不足を感じる場面が増えたため、乗り換えることにしました。当初はシビック e:HEVに惹かれましたが、私にはどうしても譲れないこだわりがあったため、購入には至らず。しかし、その際に知ったシビックSUV(=ZR-V)は総て満たしていると知り、すぐにオーダーを入れました。当然実車は見ていません。
ようやく手許に届いたZR-V e:HEVは想像以上でした。精悍だけれど愛着の湧くデザイン、力強い走り、上質で懐の深いインテリア。どこにでも行けるような気がしました。e:HEVは、ZR-V納車待ちの間にファーストカーからフィット e:HEVに乗り換えていたので、大体は解っていたつもりでしたが、2.0L 直噴エンジン+モーターのスポーツe:HEVはさらに余裕のある走りを魅せてくれました。慣れた道はまた新鮮に、初めての道はより安心に連れて行ってくれます。「栃木を走るためには3.5L+6気筒以上が必要」と考えている父親にも、スポーツe:HEVのリニアな加速感と静かな走りは好印象のようで、とても嬉しく思います。
納車されて約6ヶ月、特にお気に入りなのはBOSEプレミアムサウンドシステムです。引き締まった重低音と伸びやかな高音を鳴らしてくれるので、何を聴いても新鮮で楽しいのです。好きなアーティストの新譜が出たら、まずZR-Vで聴くこともあるほどです。Apple MusicのSharePlayを使えば、同乗者それぞれのスマートフォンから選曲をすることができるので、友達とドライブに行く際も、音楽で争うことなく皆が楽しむことができます。
このように、概ね大満足のZR-Vですが、正直なところ今の僕には少し大きすぎたと感じています。基本的にひとりで乗ることが多いため、フィットでも不足を感じる場面は少なかったのですね。正に、日常に溶け込むちょうど良いクルマでした。しかし、今は持て余すZR-Vの大きさは、乗るたびに余裕へと変化しているように思います。これから先、どこに住んでも/ライフステージが変わっても、長く愛すことのできるクルマであることは間違いないと、確信しています。