11年前、他社の中古軽自動車を使用していた妻がアクシデントに遭いました。その時、自分の車を見た妻は背筋が凍る思いをしたそうです。
その後、しばらくは車なしの生活をしていた妻ですが、そろそろ車を買おうかという話をした時に、今までは一切車に興味がなかった妻が一言「乗りたい車がある」、その車がゼストでした。当時の軽自動車の中でも最高クラスの衝突安全性に惹かれ、何度か一人でディーラーへ足を運んでいたとのことでした。
軽自動車にはあまり興味がなかった私は、初めてゼストを見たときに「…」、あまり特徴のないオーソドックスな車だと思いましたが、試乗してみるとボディ剛性の高さ、エンジンの吹け上がり、4速オートマ等の装備の充実が気に入り、またディーラーの営業スタッフさんの熱意を受け購入を決意。
その際、妻の「必要ない」を無視してナビとリアカメラをオプションで装着しました。
それから足掛け10年11万キロ、一度のトラブルもなく私の両親や子供たちの送り迎え、買い物など本当に妻の足として大活躍してくれました。
そんな妻のお気に入りのゼストも、今年7月に役目を終え、N-WGN Customの下取り車としてディーラーに引き取られていきました。
新車の購入を決める際に妻が最後まで迷っていたのは、他社の軽自動車ではなくゼストをまだ乗り続けるかN-WGNの新車を購入するかでした。
実は、N-WGNをはじめ他社の試乗車にも何台か試乗させてもらいましたが、それらに比べても11万キロ走っているゼストのエンジン音の静かさは特筆ものでした。
妻にとっては生まれて初めての新車であり、一生忘れられない車になったゼストでした。
妻にとっては惚れ込んで購入した車なのですべてがお気に入りだそうです。
特に衝突安全技術の高さとリヤシートの広さや燃費の良さはそれまでの軽自動車とはまったく別物と言っています。
またナビのおかげで妻の行動範囲も広がり、リアカメラが付いているため車庫入れも以前ほど苦労しなくなりました。
私から見ても、力強く吹け上がるエンジンと4速オートマの組み合わせが非常に良い、ボディ剛性の高さとしっかりとした足回りのため安定した走行性能は当時の軽自動車のなかで頭ひとつ抜き出ていたと思います。

