家族4人でも軽自動車で十分だと思い、N-BOXを購入したのがHondaがミッドシップスポーツをデビューさせた4年前でした。その試乗車を横目で見ながら、いつかは欲しいな〜と思いつつもN-BOXの万能振りに感心させられる日々でした。
ちなみに納車の際にディーラーさんが記念写真を撮ってくれたのですが、あまりに私がそのスポーツカーを眺めているのを見かねて、N-BOXと並べて撮って頂きました。

25年前に就職すると同時に免許を取得し、車が欲しくて欲しくて、散々と物色をしました。当時はスポーツカーは他社も含め色々と選べる程の車種がありましたが、新社会人が使える予算との兼ね合いでスポーツカーは諦め、無難にマルチに使える車を選びました。当然、初めてのマイカーですから楽しかったですよ。良い思い出もたくさん有ります。
そうこうしてる内に、彼女ができて、結婚して、子供が誕生して、家を買って、仕事や家庭も充実するほど、悩みや苦労も増えてくなかで、4年前に出会った『S660』。
軽規格のこのスポーツカーなら、なんとか頑張れば夢ではないと思いながら日々勤しんでました。
しかし、我ながら「石橋を叩き過ぎて結果壊す」性格の私に自分の為だけのセカンドカーが買える訳もなく、ひたすら仕事に勤しむ父親であるべしと思い、何度も諦めようと思いましたが、ダメ元で妻に相談してみると、もちろん渋々ですが自分の励みになるのならと許可が下り、さあ、購入しようとしましたが、やはり性格上本当に良いのかと自問自答の日々でしたが、Honda信者の車好きの先輩の後押しと、勤続25年の自分へのご褒美と今後の活力と勝手に解釈し、清水の舞台から飛び降りました。
先日、晴れて納車でしたが、（待ってる時間も良いものです）梅雨らしい天気が続き、ほぼ覆面レスラー状態ですが、天気の合間を見つけては教習車以来のマニュアル車の洗礼を浴びてます。
秋口にはMTにも慣れ、妻、子供と紅葉した箱根を颯爽と屋根を開けて駆け巡るのが今の楽しみです。

やはり、軽自動車である事だと思います。
スーパースポーツで無くても登録車だったら夢で終わってたと思います。妻を説得するのに軽自動車であると言う事実は強い。でも、その佇まいと走りは軽である事を忘れます。

持ち続ければ夢はかなう。