10代の頃、S600の中古を買うために頭金を支払ったが入手できなかった苦い思い出があります。それが今、今風の形になり、名前もS660と変更されて、自分が運転しています。鈴木 亜久里氏がレーシングカート現役時代とほぼ同時期にカートに乗っていた私にとって、低い着座姿勢、ストレートアームに近いステアリング位置、奥まった所にあるアクセルペダル等の配置も、カートに近いものを感じます。往復約50kmの車通勤ですが、S660にして劇的に変わり、苦痛から楽しみになりました。所用で峠道を通る機会が多いのですが、S660の本領発揮で、改めてボディ剛性の高さに惚れ直した次第です。収納の少なさ、ガソリンタンクの小ささ、乗り降りのしにくさ等はありますが、それらを全て打ち消すだけの魅力を持ったクルマ、それが、小さなスーパーカー、マイクロスポーツ、エスロクロクマルなのです。こんなに楽しいと思える車を、リーズナブルな価格で提供してくれたHondaに感謝。