ヘッドライトの下のLEDのアクセントっぽいライン状の灯り?が車幅灯だと気が付いたのは納車後7ヶ月、7,500kmを走った最近のことだった。灯火というものは丸や四角や三角のようなものだという固定観念には我ながら驚いている。他社の車のようにこれでもかという数でなく、チャラチャラした下品なデザインでもないシンプルな設計には脱帽だ。
ドアミラーが電動でなく、しかも手動で折りたためる角度も限定されていることは諸手を上げて歓迎する。軽自動車だからこそ出来た芸当だが格好が良い。立体駐車場に入れる時に係員がミラーをたたんでくれと無意味なことを決まり文句のように言うのを苦笑しながら聞くのは楽しい。洗車機に入れることもないのでまったく不便はない(⌒-⌒;)。
人馬一体という言葉が例えに使われるが、S660はウェアラブルなクルマだ。良し悪しは別として馬のように感情は持たず乗る者の思ったとおりに動くマシンを身にまとっている感じだ。
走行性能を堪能するのに必要充分の内装/居住性と乗り心地であると言えば誰にでも納得できるはずだ。それ以外のことは個人の些細な趣味の話で取るに足りないテーマだ。