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N-ONE
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N-ONE Premium Tourer
因幡の古狸
60代/男性/鳥取県 2024年3月17日投稿
購入の決め手
普通車(○ンプレッサ)からの乗り換えです。9年目の車検時に数点の部品を交換。その他近いうちに部品交換が必要な個所もいくつか見つかりました。エアコンもたまに止まったりしていました。ちょうど半導体不足による新車製造遅延から中古車のタマ不足で、10万キロ超えの車でもそこそこの下取り価格が期待できそうなので、車検を通したばかりでもったいない気もしましたが「次の修理箇所が発生する前に。」と新車乗り換えを検討しました。
また、大きな車(最近は車がどんどん肥大化して3ナンバーの○ンプレッサもコンパクトカーに分類されるようですが)の取り回しが面倒と思うようになったことと、近いうちに年金生活となるので、「次の車は、小さくて経済的な軽自動車。」と決めていました。
ただ軽自動車となると、騒音や乗り心地、走行性能や安全性などいろいろ不安点があったので、まずは試乗にて確認しようと思い、候補に挙げたのは次の4台。○ルトラパン、○スラー、◯ラトコット、N-ONE。若い時は、現行○リウスのようにエッジーなデザインの車が好みだったのですが、歳をとると○INIのような丸目でクラシカルなデザインに惹かれるようになりました。
試乗を終えて「もう1度乗ってみたい。」と思ったのはN-ONEだけでした。アクセルを強く踏み込んだ時のエンジンノイズは大きいものの、全体的にエンジン音/ロードノイズともによく抑え込まれていて乗り心地もよく、高速道路での走行性能も十分です。試乗する前は「軽自動車だから。」という割り切り/諦めも必要で、どうしても納得いかなければコンパクトカークラスでの検討も考えていましたが、その必要もなくなりました。
妻の「この車、普通車みたい。」という一言も購入の決め手です。
それと、動力がハイブリッドでない点もポイントでした。システムが複雑だと故障や消耗による交換部品が多くなり、ランニングコストの負担増を懸念しておりました。
見積り価格は4車中で1番高かったのですが、ナビ(ディスプレイオーディオ)とETCは後で自分でつけることにして、なんとか予算内に収まったので購入を決めました。
月1くらいで高速道路を走るので、ターボ付きモデルを選択。自宅の駐車場には屋根がなく黄砂の多い地域なので、汚れの目立ちにくいプレミアムアイボリー・パールⅡ&ブラックを選択しました。
購入検討者へのアドバイス
これまでの軽自動車のイメージを大きく覆す車です。パワーは十分で、120km/hの高速走行、合流や追い越しもストレスなくこなし、流れをリードすることもできます。
吹け上がりの良いエンジンなので、強くアクセルを踏み込めばそれなりのエンジン音が響きますが、それでもまあ普通車レベルの大きさではないかと思います。通常の走行では、さほどアクセルを踏み込まなくても流れに乗れるし、車内へのエンジン音やロードノイズ、風切り音もすごく抑えられています。ワイパーの動作音さえも静かに仕立てられています。
サスペンションは柔らかすぎず硬すぎず。カーブや路面のうねりでもロール量は少なく、横風でもフラつかず、高速道路でも安心して走れます。適度な車両重量と高度な車両設計で乗り心地は申し分なしです。ハンドリングも滑らかで、運転が楽しくなる車なのでACCも車線維持支援システムもあまり使っていません。
視界が広く見渡しやすいので死角が少なく、ボンネットの先端が見えるので、狭い路地や駐車場でも取り回しがラクです。最近は、見下ろし映像が表示できる車もあるようですが、画面中の小さな表示は老眼には辛いので、車両感覚のつかみやすさがありがたいです。
リアシートは、質素な割に厚みがあって座り心地がよく、座面の高さ/背もたれの角度ともに最適です。床面はフラットで膝前空間も大きいので、窮屈さはまったくありません。
トランクの大きさも必要十分で、リアシートを倒さなくても18L灯油ポリタンクが4個載せられます。運転席以外を全部倒せば対角で230cmの長軸物も載せられます。
動力性能/乗り心地/実用性ともに、もはやファーストカーとして十分な素質を持った軽自動車です。
テレスコピックが付いていなかったり燃料タンクが小さかったりする点が気にはなりますが、大きなマイナス要素には感じません。どんな車でも何かしら不満点がいくつかあるでしょうし、愛着の持てる車であれば至らぬ部分を創意工夫するのもまた楽しみの一つとなります。ずんぐりしたボディーとブラックのフロントマスクで「タヌキみたいで愛嬌がある。」と、妻にもデザイン好評です。多くの人がモフモフアニマルに魅了されるように、オーナードライバー以外からも、やさしく愛される存在であるように思います。

毎回、車の購入時に思うのが「次はどの車にしようかと色々検討している時が一番楽しい。」ということです。納車されてもすぐに飽きてしまい、不満点ばかりが気になり、買い替え資金が貯まるまで悶々としてました。
二十歳で免許を取ってから8台の車を乗り換えてきましたが、「楽しい、ずっと乗り続けたい。」と思った車は、M社○ードスターとこのN-ONEの2台だけです。○ードスターはわけあって手放してしまいましたが、まさかこんな背の高いクローズドボディーの軽自動車で同様の楽しさが味わえるとは思ってもいませんでした。
リニアな加速と素直なハンドリング。よく動き安定感のあるサスペンションと巡行時の静粛性。ボーイズレーサーの軽快感とハイソカーの乗り心地のよさを併せ持った至高の1台です。 
年齢的また経済的にもおそらくこれが最後の車になるかと思うのですが、終(つい)の車として最良の1台に出会えたのは幸運です。
軽自動車への乗り換えは初めてで、1番不安だったのがアクシデント時に被る被害の大きさです。
アオリの危惧もありますが、優しいドライバーも多いことを期待して、まずは自身が優良ドライバーであるよう心がけようと思います。
加齢による体力/感覚の衰えは日に日に感じるようになりました。運転支援機能が充実しているとはいえ、それはあくまで補助機能と心得て、体力/認知機能の維持増進に務めていき、なるべく長く安全なカーライフを続けていこうと思います。(車両の整備も怠らないように。)

PS:掲載写真の撮影場所は、龍見台展望台と穴見海岸展望台の駐車場です。年賀状用に撮影しました。

総合評価

★★★★★

お気に入りポイント

  • 外観
  • 内装/居住性
  • 走行性能
  • 乗り心地

投稿内容は、お客様個人の感想であり、
弊社製品の性能、機能を保証するものではありません。

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