デザイン上のフォルムにスキがないですね。ある種の完成形では。きっと「クレイモデル」も作ってのデザインではないでしょうか。
室内空間も応用域が大きいし、なにより3x6判のベニヤ板がきちんと入るスペースは特筆(=大人二人がしっかり寝られる)。
使う人の「イメージ」の拡がりにきちんとついてきてくれる存在。……でないと、「後方視認が悪い」とか「後席の窓がフルオープンしない」とかいった発売時のマイナス意見しか見えなくなってしまう。
ふと気がいたらスパイク購入から20年が経っていて今年で21年目に入りました。
「Hondaから新しいタイプの車がでるらしい」との声を聞いて、さっそくカタログを取り寄せ、その鮮烈な印象が強く、それだけで購入を決めました(そのカタログは今でも大切にとってあります)。
さっそく近くのホンダクリオ店へ行き、担当の方に試乗を勧められましたが、その場で「買います!」と伝え、その方が驚いていたことを今でも鮮明に記憶しています。
鈴鹿製作所(確か)から届いたその日から私の「旅」は始まりました。
その後、引っ越し荷物を積んで移住先の長野と東京の往復は数知れず。佐渡や北海道へはフェリーで何回も。定年退職を前にした東北一周2,000kmの旅にも…。
旅の多くがスパイクと一緒です。時には自転車を積み込みサイクリング旅行、時には車中泊もしながらの登山旅は思い出深いものです(その割にはスパイクの写真が少ないことに気が付きました。これからはもう少し意識して撮るようにします)。
写真は今年21年目、飯山市鍋倉への山スキーでめずらしくロッジ泊のときのもの。宿舎のガイドさんから「何年ぐらい乗っているのですか?」と訊かれて、スパイクの使用歴を再確認した時でした。