車はトランスポーターとしての機能しか存在し得ないという世間一般の風潮が台頭しつつある中で、車には技術的な向上効果だけではなく技術的にも道徳的にも性格的にもより良いものにし、ドライバーを人として成長させてくれる相棒でもあると思っている。
「The Power of Dreams」…。
Powerとは機械的・動力的な意味だけではなく様々な「力」のことを意味しているのではないだろうか。
車によって人と人が結ばれる力…。
人との関係をより強固にする力…。
旅行やドライブで人の心に安らぎを与える力…。
悲しいことや辛いことがあっても運転して自然に心を落ち着かせる力…。
様々なシチュエーションで「力」が働いている。
それは目に見えなくとも必然的に働いている。
そんなHonda魂の溢れるType Rのオーナーであること、Hondaの「夢の力」に気付き、深い意味があることを知ったこと…。
それが自分の中に存在するType Rの定義に刻まれている。
車とはそういうものではないだろうか。
外観は特に側面の機能性に優れた流線形が気に入っている。
内装はType Rという走りに徹底しているモデルにも関わらず、運転席の後部座席窓側にコートフックがついていたり、後部座席を片側倒せば3個分のキャディーバッグを積んでも余裕があるなどのキャパシティーに富んでおり、個人的には引っ越しにも使ったりと、とても実用的な側面を兼ね備えている。
走行性能はK20Aのかん高い機械音と腹の底から響く重いサウンドのコラボがとても刺激的でついついアクセルを踏んでしまう。
また、サスペンションは硬いが、ピョンピョン跳ねたりすることなく路面に吸い付いて走ってくれるので、とても安心感を覚える。
燃費は14km/Lほどの時もあり、とても経済的で非常に良い。