燃費だけで言えば、他社のハイブリッド車が若干上手でした。当時のフィットは燃費でかなり負けていたので、その他社のハイブリッド車に一時浮気をしていました。しかし、フィットの燃費も遜色ないレベルになり、やはりフィットに回帰する決め手になったのは、避難所で一夜を明かした時の記憶です。フィットは後部座席がほぼフラットになるので、猫のトイレや避難用具を載せられただけでなく、妻は猫と一緒に横になって寝ることが出来ました。他社の車では無理だったのです。それに、現在のe:HEV HOMEに初めて乗ったとき驚いたことがあります。Hondaのコンパクトカーの特徴の一つに、地面からのコツコツという振動がありました。まあ、こんなものだろうと思っていたのですが、それが大幅に改善されていて、1ランク上の3ナンバーの車に乗っているような乗り心地だったのです。失礼ながら、Hondaらしくない、と思いました。もちろん、Hondaも大型車の乗り心地の良さは知っていますが、コンパクトカーで、この乗り心地の違いは何だ!という驚きでした。実は、e:HEVの型になって、後部座席フラットにした際の面積が、微妙に狭くなり、小さな段差もできたのが残念でしたが、それでも避難時は、フラットな後部座席で横になれます。私にとっては大きなメリットです。