病気の父の負担にならない乗り心地が良いこと。
二人乗りでもパワーに余裕があること。
そして鮮やかなブルーのボディと、Hondaエンジンを所有する喜びです。
優等生な車はいくらでもありますが、Honda車でしか得られないものがあります。
車との出会いは人との出会いに似ています。ピンときたら直感を信じましょう。
フィットにはそれがありました。
もともと私はバイカーでした。通勤にもコンビニに行くにも大型バイクを足代わりに乗り回しておりました。
一生バイク乗りでいよう、そう思ってた私でしたが、折しも父が体調を崩し、通院のため車に乗り換えることを決意。
会社で営業をやっている私は車の運転には慣れていたものの、車の知識は実はさっぱり…。
「乗りやすい、小型の車がイイかな」そう思って生まれて初めて訪れた先で出会ったのが「フィット」でした。
鮮やかなブルーのボディに一目ぼれしました。小型で運転しやすく、通勤にも通院にも支障のないサイズ。
体が不自由になった父を載せて、フィットは私たちをいろいろなところに連れて行ってくれました。
父と見る車からの風景は、わたしには見慣れたものであっても父には新鮮だったのでしょう。
父はとてもフィットを気に入ってくれていました。
雨に日も嵐の夜も雪の日もフィットは毎日頑張ってくれ、10万kmを無事に走り切ってくれました。
父は5年前に他界しましたが、今もフィットは父と走った思い出とともにあります。