『ホンダ買うボーイ。』小学生のときに見た初代CR-VのCMは当時の私には相当かっこよく、いまだに脳裏に焼き付いており、そのCM曲は今でも聴いています。この5代目を見たとき、25年前と一緒のカミナリ（刺激的という意味です）が頭上に落ちた気がしました。この世にふたつとない車、あのとき、初代CR-VをCMで見たときと同じ感情が込み上げてきたのです。

CR-Vの前はRC1 オデッセイに6年半乗っており、子供も3人いますので、ファミリーカーは必要です。しかし3回目の車検を前に、ふたつの理由から、正直どうしようかと思っていたのです。ひとつは、もちろんCR-Vが欲しくてたまらないというもの、これは当然ですが、あとひとつは、オデッセイの活躍の場を今年の3月に軽四から乗り換えた妻のフリード CROSSTARに奪われつつあったということです。フリードはハイブリッド車でHonda SENSINGもついており、優秀すぎる弟分にファミリーカーとしての立場をほぼ完全に乗っ取られてしまっていたのです。オデッセイは普段使いから旅行まで大活躍してくれました、6年間で忘れることのできない家族の思い出をたくさん作ってくれたウチのエースでした。とは言うものの、元々ネームバリューがあり、フリードよりも上級車種であるオデッセイを手放すことに家族は難色を示し（そりゃそうですよね）、そこから当時全く無名（我が家の中では）だったCR-Vの家族へのプレゼンが始まりました。こんなにいい車があるということを家族に知ってもらいたい、その一存でした。

前述のとおり、オデッセイの進退について考えていたとき、ちょうど点検でHonda Carsに行く用事があり、軽い気持ちでいくらぐらいになるんだろう？と下取りの査定をしてもらったところ、思いもよらない額を提示していただき、そのとき『まだまだ価値がある車なんだ、彼（ABSOLUTEなので）を必要としてくれる御家族が必ず他にいる』と思い、手放すことを決めました。つまり、他ならぬオデッセイがCR-V購入を後押ししてくれたのです。彼には感謝しています。どうか良い御家族の元で再び活躍してくれることを願っています。

アメリカからやってきたCOWBOY野郎です。アメリカナイズなガッチリ型ですが、日本車としての繊細さもちゃんと持っています。一言だけと言うなら『イイ車』、以上です。