購入の決め手
家族の一員として20年。海へ、山へ、雪道へ、数々の思い出を共に刻んできた○ガシィだが、さすがに疲れも。手放すのも心残り一杯のまま、次代の車を考え始めた。まずは○ウディか。ブラックシリーズのエンブレムにそそられるが手が出ない。次の候補は、○MWかシビック。○MWは○ウディに比べやや見劣り感があり、シビックになびいていく。動画を何本も見、エンジン音とスタイルに惹かれていく。車色は青。6MT。これで決まり。試乗し今の車の進化に驚きつつ最後の生産になるかもしれないエンジン音を楽しむ。
納車の日、自宅の車庫で新旧の相棒を並べシャッターを切った。○ガシィとの別れ。ボクサーターボの重低音が去っていく後ろ姿に涙が出そうになる。気持ちを切り替え、自分のものになったシビックに乗り込む。心地よいエンジン音と共に現れる液晶インパネ。力強い加速。コンビニでタバコを吸いながら、車の全面からデイライトの表情、後方からブラックエンブレムのフィット感を確認し、火を消す。今年64歳。最後の相棒になるのだろう。これから何年、どんな歴史を共に刻んでいくのか。さぁ、家に帰ろう。