レジェンド

心を乗せる/風に吹かれて

4th PRELUDEさん (40代/静岡県)
EURO L
2008年11月9日の投稿

紅葉見たさと慣らし運転を兼ね、富士山の南側のスカイラインを走行し、新五合目PAを目指した。
鮮やかな色彩と日差しに、その色を照らされている紅葉を道の左右の背後に追いやるように疾走するだけでも楽しい。この瞬間しか味わえない時間の連続。SH-AWDの直線走行だけでも凄く心地良い。
かつて経験の無い至福領域の走り。こういう領域を仏教では有頂天という。本来の意味は最高の領域を示す。決して浮かれることではない。心は平静なのである。自己は中庸で精神性が高いのである。
風が吹くと口の中が寒くなるPAを後にし、道を下り始めてからはパドルシフトが大活躍。最終減速比の変更とギヤ比の変更の恩恵か、各ギヤの使用領域が増えたのではないかと思う。
エンジンブレーキを使って坂道を下るのが楽しい。エンジンブレーキは後輪に比重が高く、自然な制動で車の挙動も滑らか。4輪を上手く使いこなして、タイヤの温度も均等に近くなり、そのお陰で4輪全体で路面を掴んでいるという実感が頼もしくも楽しくも感じる。これは上り道でも平坦道でも同じだけれど、特に下りが楽しい。
今迄はMMC前のLEGENDとすれ違うことはあった。帰りの公道では、黒いLEGENDの真後を、“始めて”走ることができた。やはりLEGENDはかっこ良い。後ろから見ていても安定感がある走り。走る横綱相撲、という言葉が頭に浮かぶ。
こういう車がもっと走っていたら、日本はもっと良くなる、と思う程に。

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