このページの内容は、『carmode』編集部より提供されております。
Hobio
ワンちゃんも家族も大喜びのアイデアと装備がいっぱい愛犬家なら期間限定のトラベルドックバージョンに注目
 
Photo
バモス・ホビオのLとターボをベースに、Hondaのウェブサイト‘Travel Dog’の登録会員の提案、意見を反映し、愛犬家と愛犬のための装備を充実させた特別仕様車。2003年10月31日までオーダーを受け付け、期間限定で販売する
Photo
ワンちゃんの足跡が愛らしいフロアカーペットマットは、見た目がかわいいだけじゃなく、専用機能性(制菌・防臭・防ダニ)をもつもの
Photo
泥などの汚れをカンタンに拭き取ることができるワイパブルマット。外で思いっきり遊んでドロドロになった大型犬をそのまま乗せても大丈夫というわけだ
Photo
広々と室内にワンちゃんも大満足! シートは汚れの目立たないダークカラーを採用するほか、通気性を確保しながら水をはじき汚れにくい撥水処理を施してあるので安心
Photo
ドライブ好きのワンちゃんはサイドウインドから見える景色に夢中になる。当然、ドア周りはよだれなんかで汚れがちだけど、トラベルドックバージョンのワイパブルドアライニングならお手入れもラクラク!
Photo
トラベルドックバージョンには、お散歩にぴったりのオリジナルトートバッグまで付属! 本革やコットンなど自然素材を使ったお洒落なバッグで、ペットボトルにぴったりのボトルホルダーや使いやすいポケット、反射素材の採用など、隅々までワンちゃん仕様
Photo
トラベルドックバージョンをケージや小物類でワンちゃん仕様にアレンジした状態。リアシートは細かいピッチでリクライニングできるので、ケージを固定するときにとても便利。
Photo
「走り・曲がり・止まる」という基本性能のレベルの高さを感じさせるバモス・ホビオ。コーナリングも不安なくこなす実力。乗り心地もよく、静粛性も十分に考慮されているから、長距離ドライブも楽しそう

> VAMOS Hobioのスペックはこちら
 そんなバモス・ホビオのLタイプとターボをベースにした特別仕様車が「トラベルドッグバージョン」だ。これは、愛犬家に向けたHondaのウェブサイトのひとつ“Travel Dog”に登録している会員からの提案を反映したモデル。愛犬との移動を、いかに楽しいドライブに変えていくか、これが開発のメインテーマだ。おもしろいのは期間限定販売であること。10月31日までにオーダーを受け付けた台数だけ販売するという。たしかに、愛犬と一緒にドライブしたいと考えているドライバーは多いだろうから、かなりの反響があることは間違いないだろう。というより、どうして今までなかったのか? ということのほうが、今となっては疑問に思えてしまうから不思議。

 標準モデルとの外観上の違いは、両サイドとリアゲートのオリジナルステッカー程度とごく控えめ。一番の違いはキャビンの装備だ。先ほどのワイパブルマットを標準で装備するほか、Travel Dogのロゴと、かわいらしい足跡が入ったオリジナルフロアマットもおごられている。ちなみにこのマット、カーペット素材に制菌・脱臭効果のある“MAKSPEC”、そして防ダニ効果のある“ケパックα”を採用。愛犬の健康を第一に考えたマットなのだ。

 シートそのものにも汚れにくく撥水性の高いフッ素加工を施している。また、ドアの内側にも、フロアと同じ汚れにくい“ワイパブルドアライニング”を採用。これなら愛犬のヨダレや抜け毛に悩まされる心配もなし。心憎い配慮だ。トラベルドッグ専用というわけではないけれど、リアシートへのヒーター吹き出し口(運転席下)があるのもありがたい。フロアにべったりと座り込むことが多い愛犬にとっても、これはうれしいはずだ。さらにTravel Dogロゴ入りトートバックも付いてくる。ペットボトルがピッタリ収まるホルダーがあるから、外出先でちょっとお散歩、なんてときに重宝することだろう。ワンちゃんだけでなく、オーナーにも優しいTravel Dog。これでベースモデルの5万円高というから、とってもリーズナブルといえるだろう。

 もちろん、ユーティリティナットやアタッチメントフックなどは標準モデルと同じように装備されているから、トラベルドックバージョンをベースに、さらなる“わんダフル仕様”にカスタマイズする! なんて楽しみ方もあっていいと思う。写真のようにしっかりと段階的にリクライニングするリアシートのシートバックと、アタッチメントフックの穴を利用して市販のパイピングバーを使えば、愛犬のゲージを挟み込むことが可能だ。カーゴルームにしっかりと固定されるので、ワンちゃんも快適に過ごすことができるだろう。トラベルドッグバージョン……こいつは愛犬家のクルマ選びに一大革命を起こすことになるかもしれない。

 バモス・ホビオの走りは、ベースであるバモス同様に軽快な印象。ハイルーフ化されたモデルにありがちなフラツキ感が一切ないばかりか、ハンドリングも素直。とくに、トラベルドックバージョンを含めたLタイプとターボに設定されるローダウンサスペンション仕様(フロント25mm/リア20mm。※Uパッケージとして3本スポークステアリングホイール、13インチスチールホイール+センターホイールキャップ+155/70R13 75Sスチールラジアルタイヤとセットオプション)の走りはキビキビ感が高い。これに対して標準仕様の足まわりは路面の凸凹をやさしく吸収してくれてじつに快適だった。

 動力性能はノンターボエンジンを搭載するLグレードでもタウンユースなら十分な加速力が得られるし、高速道路でも必要なだけの速さを維持することができた。さらに余裕のある走りを求める人にはターボモデルが断然オススメ。俊敏なスタートダッシュが期待できるのはもちろんのこと、4速ATとの組み合わせになる(ノンターボエンジン車は5速MTまたは3速ATの設定)ので、AT車同士の比較では高速巡航時の静粛性がさらに高くなっている点も見逃せない。

 ライフスタイルに合わせた自分流のカーゴアレンジが簡単(そして元に戻すのもラク!)にできて、しかもHondaファンの期待を裏切らないキレのいい走りが味わえるバモス・ホビオ。多趣味で何事にも妥協したくないボクたちにとって、まさに打ってつけのクルマだといえるんじゃないだろうか。 

文:西村直人(NAC)
Page Top Back