7月上旬のある日、朝からしっかりまとまった雨の降りしきる中、アコードで出かけた。
伊吹辺りから雨も上がってきて日差しも見えてきた。
木之本町から国道303号で岐阜県までの山越えルートを20年ぶりくらいに走行したのだが、昔に比べて随分道路も改良されていて、最近開通したと思われる八草トンネルの手前わずかな区間のみ今でもバイパス工事の最中で、曲がりくねった1車線幅の狭隘区間が2〜3kmほど残ってはいるが、県境にあたる3km余りの長い八草トンネルを過ぎればあとは快適な下りのルートで、あっという間に横山ダムまで辿り着くことができる。
ダムの高さに圧倒されたが、今度はそこから国道417号を北上して、一路徳山ダムまでのワインディングロードを10数km上る。
道の両側にあじさいが植えられていて、少し時期が遅かったが、あじさいの花が歓迎してくれる。
やがてプラネタリウムとなっている藤橋城を右に見て、もう少し走ると前方に大きなロックフィル式の徳山ダムが姿を現す。ダムの高さが161mと最大級で、展望台に登って見下ろすと目がくらむほどの高さで吸い込まれそうになる。ダム湖も湖面一杯の水をたたえている。
その先3kmほどいくつかのトンネルを抜けて上流へ進むと、徳山会館への案内表示が現れ、左折して会館へ行ってみた。
宿泊も出来る湖畔のレストハウスで、レストランと資料館が併設されている真新しい建物である。
スリッパに履き替えて中に入ると、ダムの底に沈んでしまった旧徳山村の写真などが展示されていて、計画から完成まで半世紀にわたる長い期間の変遷がわかるようになっている。
大型バスで大勢の方が見学に訪れていた。
しばし休息の後、同じルートを戻るが帰りは早く感じる。
横山ダムまで戻り、417号をそのまま南下する。
途中、道の駅 「星のふる里 ふじはし」で休憩するが、八角形の男子用トイレに驚く。通常、横並びの状態になるが、ここは八角柱の中心に向かって用を足すように8個の小便器が設置されている。
目の前にはプラネタリウムのように星座が描かれていて、思わず見とれてしまう。
大垣からは国道258号で桑名市まできて、おやつに美味しいたこ焼きをいただいて、夕刻鈴鹿まで帰ってきたが、思った以上に遠くて300kmを走っていた。
午前中の雨で泥だらけとなったアコードを洗車して、一日の予定を終了した。
おかげで、ここまでアコードも無事に59,000kmを突破したが、9月の車検までにまだ距離が伸びそうである。
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